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アイドルのいない月曜日

女子校生活10年超の末ジャニヲタジョブチェンジ!

私の、お兄ちゃんになってくれますか? [Normal]

ごきげんよう、はじめまして。

初めに自己紹介を少しすると、昨年秋に何の因果か「チュムチュム」(NEWS)でジャニヲタ化したものの、いかんせん「芸能人」に触れない生活が20年くらい続いた後のことなので、骨の髄まで二次ヲタ、蘭です。

それからCDが出たり、コンサートに行ったり、24時間テレビがあったりとNEWS的なトピックは様々ありましたし、様々なはてなブログを読む内書きたい欲が高まらないでもなかったけれど、なんとなく筆を執ることもなくて、「お兄ちゃん、ガチャ」について書きたいと思います。

 

「お兄ちゃん、ガチャ」はジャニヲタの皆さまの間ではあまりに有名、今更過ぎる作品なんですけど、先週の日曜日に借りて開始5分で「名作だ……布教せねば……」という気持ちが溢れ出たので、今一度布教の意味を込めて。

ざっくり言うと「ジャニーズJr.が毎週代わる代わる登場してお兄ちゃんになってくれる深夜ドラマ」です。ということでJr.担の方がジャニヲタへ向けて勧められているのはよく見ます。てか放送時は方々で話題だったんだろうと推測するんですけど、私が初めてその名を知った昨年末の楽曲大賞時点では「謎のドラマ」としか言いようのない存在になっていたという感じ。

が、とにかく面白いのでジャニヲタだけで楽しむのはもったいない!!!

それから、三次元のイケメンに興味があるかどうかはあまり関係ない!!!

イケメンお兄ちゃんにきゅんきゅんするドラマではないし、お兄ちゃんたち「キャラ」性が強いから。時にコスプレだから。

だからJr.担の方や、機会があれば若手にハマりそうなジャニヲタの皆さま、ではなく、言ってしまえば非ジャニヲタおたくの皆さまにまで届いてほしいな、と願って書きます!

 

「お兄ちゃん、ガチャ」のすゝめ

その一、世界観が可愛い。

「お兄ちゃん、ガチャ」は小学生の雫石ミコ(「あさが来た」であさの幼少期を演じた鈴木梨央ちゃんが主演)が理想のお兄ちゃんを求めて「お兄ちゃんガチャ」を引きまくる、というのがざっくりとしたあらすじなんですが、まあストーリーは公式HPでもご覧ください。

お兄ちゃん、ガチャ|日本テレビ

見た目から。

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これがミコが暮らす街です!霧のむこうのふしぎな町」レベルのファンタジー。

勿論ミコの家の内装もなかなか可愛いんですが、特に毎回挟まれる朝食シーンで使われるポーランド食器がカワイイ。あとミコの姉マコがロリータ服で、これも毎回違ったテイストが見られるんだけどカワイイ。

それから、文字演出がカワイイ。

例えば1話冒頭で雨が降ってくるシーンでこれ。

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全然映画詳しくないのに言うけど、グランド・ブダペスト・ホテル」的な可愛さ。

以下、家事に追われるミコが「人並みのメルヘン」を求めて通うことを決めたバレエ教室の内装と、扉の外。

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女子受けが良さそう、このテイスト。

私はやっぱり「ジャニヲタのための深夜ドラマ」というイメージで見始めたので、まあB級感を想定して行ったら、意外と上品な味わいでびっくりしたって感じ。

とはいえB級感がないわけではない。

というか、電王くらいしか見てないのに言うけど、特撮感がある。セットにかける予算的な意味でもドラマでファンタジーやろうとしたら似通うのは当然だけども。

というのも、「ガチャの開発者である博士」が登場するんですが、「博士」って女児アニメではなく特撮の用語だと思う。ついでに「美人助手」も。私は美人イケメン助手のレイくんに一番お兄ちゃんになってほしかった……。

それと、最初に引いたSランクお兄ちゃんのトイをずっとキープしながら話は進む、が、女児アニメだと「マスコット」はいても「相棒」的存在がいることは少ない。異世界から遣わされて、主人公と同じだけの情報を共有し、共闘し、一緒に生活するような。特撮って言うとちょっと語弊があるけど、要は少年向け作品的じゃないだろうか。

というわけで「小学生女子が不思議な体験をする」という意味で女児向け作品のある種パロディ的なものを想定したんだけど、多分そうではないし、その意味では完全な女子向けに作られていないんじゃないかなと思った。

アニメ作品で言えば「キルラキルが近いんじゃないかな~と勝手に考えたり(アツい展開はないけど)。

一方で内容的には女性心理に言及することが多々あるので、勿論リアルな成人女性の意見とは違う面も沢山あるけど、男性が楽しめるのか凄く知りたい。

 

その二、テンポ感が良い。

ストーリーについてすっとばしといてアレですが、脚本が野島大先生である以上、その辺は安心していただきたいです。

野島伸司と私の出会いは、ジャニヲタ化してすぐのこと、友人に「プラトニック」という超やばいドラマがあるらしいと聞かされたことに遡ります(面白かったです。どろどろ恋愛が苦手じゃない方は是非。DVD出てないけど……)。

その他「49」(顔面偏差値東大級の佐藤勝利を女装させた最高のドラマ)等でジャニヲタからの熱い支持を受ける脚本家。

面白いだけでなく、言ってしまえば変態性、狂気がブレンドされているのが最高。

テンポ感の良さの一因は、このドラマが30分枠であったことにあると思います。

毎週新しいお兄ちゃんを朝食の席で家族にお披露目し、バレエ教室に行き、色々あって消去、新しいガチャからお兄ちゃんが出てきたところで30分が終わる。子供向け作品では分かりやすくするためにフォーマット化されますが、この作品では所謂「様式美」的なことなんでしょう。

アニメ作品で言えば幾原作品的な。タイトルコール前・CM前のこちら側に向けて行う「ガチャ、ガチャ」というガチャを回す仕草とか、様式美を超えて「装飾」的なことが多い!

フォーマット化されているからこそ「番外編」があったり、終盤核心的な謎に迫りつつも新しいお兄ちゃんは来たりと、回を重ねるごとに解決しなければならない謎は増えるのにお約束もクリアしなければならないので、逆に自由になるというか。俳句的なことですよね。制限があった方が作品としては面白くなるという。

1時間枠でこれをやるのは難しいと思う。

 

その三、良い意味でストレート。

最初にちょっと書いたんだけど、これジャニーズを使っときながら別にイケメンだろ?って迫ってくるドラマじゃないんですよ。それに、主人公のミコは(私は梨央ちゃん可愛いな~とか思いながら見てるけど)所謂普通の女の子、むしろ所帯じみてる方の子。

深夜ドラマだから大人のお姉さんをターゲットにしているはずなんだけど、「美少女じゃない普通の女の子が完璧お兄ちゃんを欲する」って小学生じゃないとできないことで、なんかそういう女児心に返れて楽しい。

やっぱりおたくやってると、「フェチ」的というか、好みが細分化されてくるし、「キャラ」性の高いお兄ちゃんたちの中には「これはこれであり」なお兄ちゃんもいる。

だけど、ミコはシンプルに「ここがいや!」と言って次のお兄ちゃんに行っちゃう。

なんていうか、「自分と合わないところがあっても尊重したい・なぜだか好き」ってことがあると思うんですが、そうじゃない楽しさがあっても良いよなって。

「アイドル・二次元キャラを見ているときまで悩みたくない・楽しいことだけ見ていたい」という感情は多くのおたくが抱くものですが、一方で好きだからこそ期待したり、失望したり、キャラ解釈の正解が分からなかったり、ってことよくあると思うんです。勿論現実の男性に対しても。

それもこれも「好き」って気持ちをミコが拗らせてないからなんだけど、なんか凄く新鮮だった。

 

以上!

紹介にしては長いし、半分レビューみたいになってしまったけれど、とりあえず最初の5分見て!!!

あとググると主題歌の「お兄ちゃん、ガチャ」を踊るお兄ちゃんたちが出てくると思うけど、あれはただの踊る系エンディングなの!引かないで是非TSUTAYAに行ってください。

今回はネタバレもせず紹介文を書きましたが、次回ジャニヲタ向け感想文を書きたいと思います。