アイドルのいない月曜日

入信しました。

想起とD code

アイドルタイムプリパラ」が終わった。

4月からは「キラっとプリ☆チャン」という新シリーズが始まり、筐体も一新される。プリチャンは「プリチューバ―」の物語らしく、推しがユーチューバー業を始めたジャニヲタとしてはタイミング良過ぎなのだが、それは来週以降触れたいと思う。今回はプリパラ最終盤についてポエムを詠む。以下、ドレシ推し且つNEWS担で、どちらもど新規の人間の文章であることにご留意ください。

 

 

第49話を見てから2週間、私はドレッシングパフェに、プリパラに、はまるべくしてはまったのだということが分かってしまった。

Dressing Paféは「プリパラ」で、主人公チーム・SoLaMi♡SMILEのライバルとして結成され、神アイドルの座を最後まで争って、敗れた。そらみが神アイドルに就任したことで物語は一段落、今年度の「アイドルタイムプリパラ」ではそらみを始めとする「プリパラ」のメインキャラクターたちはサポート役に徹し、今度は新設のパパラ宿のプリパラ出身チーム・MY☆DREAMが、夢を持つことの素晴らしさを広めている。のだが、ドレシの物語もしっかりと描かれ続けていたのだ(第49話まで気付いていなかったんだけど!)。

敗れた人間が、そのあとどうやって生きていくのかということが、描かれ続けていた。

 

「プリパラ」最終話、シオンは武者修行の旅に出ると言って、ドロシー&レオナを置いて失踪してしまう。「アイドルタイム」序盤、シオンは虚無僧の格好で登場し、あらゆる勝負事に挑み、前人未到の地を目指し、己を試そうとする。ドロシー&レオナもそんなシオンを探すため、にんじゃもんじゃの屋台を引きながら、各地を巡っている。

3人が再びチームとして活動するようになるのは、第28話「いっちば~んがやってきた!」で、シオンがみあを探し当てたあとのことになる。みあは、前身シリーズの主人公であり、伝説の神アイドル・SAINTSのメンバーという設定で、常にシオンに先んじて「いっちば~ん」を奪っていく人物として登場する。武者修行の旅の先々でみあのサインを目にしたシオンは、みあ探しにシフトし、遂に会うに至ったのがこの話というわけだ。シオンはみあに勝負(じゃんけん)を挑むが、みあの勝負を超越した振る舞いに感服し、清々しい顔で完敗だと言う。

このときシオンは「初志貫徹、剛毅果断」とみあを評するのだが、これは言うなれば、目の前の誰かとの勝負に勝利することではなく、自分の夢を真っすぐ目指せ、という学びだったのではないだろうか。第28話以降、むしろシオンの振る舞いが、「初志貫徹、剛毅果断」を体現しているように感じられた。2つの四字熟語は、図らずもドレッシングパフェのアイデンティティと関係するキーワードであっただろうし、プリパラ最終盤でドレシが登場したことにも繋がってくるのではないか?

正確には、おそらくシオンは旅を通じてこのことに気が付きつつあったのだと思う。第19話「旅立てアイドル!レッツ・イゴー!」で、3人が旅先のペンダイ(仙台)のプリパラで偶然再会したときのライブを見てほしい。ペンダイのプリパラは2つの派閥に割れており、両陣営が助っ人としてそれぞれシオン、ドロシー&レオナを招聘した、という状況。シオンとドロシーは、再会を喜びつつも、それぞれの陣営に対する恩義もあるので譲ろうせず、口論になってしまう。しかし、互いを思うがゆえなのだとレオナが間を取り持ち、シオンが境界線を越えて歩み寄って、久々のチームライブが行われる。このあとシオンはみあを探しにまた旅立ってしまうのだが、勝負の世界で生きてきたシオンが、自ら勝負を止めるというのは、よっぽどのことである。ドレッシングパフェというチームのためなら、チームで神アイドルになるという夢のためなら、シオンはあっさり自分の勝負を置いておくのだ。カッコよ過ぎる。

このとき歌われたのが最初のオリジナル曲「No D&D code」であったのは、第49話への流れを考えるとめちゃくちゃ意味があったように思う。この楽曲は、それぞれの理由でそらみに対抗心を燃やすドレシが、「♪Dress codeを破るよ」「♪やるなら貫き通さなきゃ」「♪夢まで一直線」と力強く所信表明する歌だ。しかも、復興中のパラ宿のプリパラの、瓦礫の下から出てきたモニターから、ドレシのライブ映像が流れてくるのだわ……。今正に再び走り出そうとしているドレシの状況にぴったり重なっているし、「初志貫徹、剛毅果断」を先取りするような演出だったと言えるだろう。

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もう一つ確認しておきたいのが、第43話「燃えよにの」である。シオンに悉く負かされたことで「先輩」と慕うようになった、スポーツ少女・にのが、「壁を超える」ためにシオンに勝負を挑む回だ。第28話でシオンは、シオン先輩を超えることが夢だと話すにのに対して、「そんな小さな夢で良いのか」と言っている。しかし、にのはその後、「ヒーローアイドルになる」という夢を取り戻しており、第43話では「考えるより先に体が動く」というヒーローアイドルとしての在り方で、シオンに勝利することになる。

この勝負で、シオンは結構あっさり負ける。シオンは「いかなる状況でも、誰が相手でも、絶対に勝つ」と豪語し*1、実際そのようなキャラクターとして描写されてきた。そもそも囲碁の元学生世界チャンピオンとして負けなしだったシオンが、現状に満足せず、新たなバトルフィールドとしてプリパラを選び、神アイドルという頂点を目指しているのである。2ndシーズン第62話「シオンVSひびき」でも、自らの更なる可能性を追求するためと「原点回帰、初志貫徹」を掲げ、ソロ曲「絶対生命final show女」で「♪思い出せ 揺り起こせ あの日見た衝動の正体 目指す夢 順風満帆なここ抜け出し 疾風怒濤の真ん中見据え」「♪なにも否定はしない ただし満足もしない」と歌っている。だから、基本的に勝ち続けてきた人間が、更なる頂を目指して敢えて茨の道を行こうとする、のがシオンなのであり、個人的には、にのがシオンに勝つのは良いとしても、シオンがにのに負けるのは少し驚いた。

しかし、勝負を超越したシオンはもはや負けには揺るがない、と示すことでもあるのだとしたらどうか。だからってにのに負けるか?というのは微妙なところではあるが、この先シオンは、誰にどれだけ負けたとしたって、「神アイドルになる」という夢に真っ直ぐ進んでいき、やがて勝負を超越した境地に至るに違いない。それが見えたからこそ、「シオンが負ける」という描写が可能になったのではないだろうか。

第24話「勝負っす!シオン先輩!」で初披露されたシオンとにののデュエット曲「快打洗心♡カッキンBUDDY」には、アニメ本編では使用されていないが、「♪どんな勝負結果より 大切なことがある気がするんだ」というパートがある。それはにのに贈られた「疾風勁草」という四字熟語であるだろうし、しかし「最強」を目指し勝負の世界で生きていこうとする2人の強さは、めちゃくちゃ爽快だった。

 

そして、第49話「誕生しちゃうぜ!神アイドル!?」である。

夢を食べてしまう獣・パックの暴走によって、眠ってしまったらぁらを起こさなければならない、それには神アイドル級のチームライブが必要、という局面。神アイドルに匹敵する力を持つ「GODアイドル」の称号のため、ドレシが認定ライブに挑戦する回だ。ここに来てドレシ回があると思っていなかったので、次回予告の時点で動揺し、第49話で3人の声でタイトルコールされたところからもうだめだった。更にまさかの新曲「Get Over Dress-code」が来るなんて。

「Get Over Dress-code」は、線路をモチーフにしたセットで歌唱される。衣装はドレシのロゴにも用いられている矢印と、ストライプ(3人のぶれない真っ直ぐな気持ちを表している!)が特徴的な例のチームSCRコーデだ。新年度だから新しいコーデ、時計の針みたいで良いな、と普通に見ていたこのコーデが、まさか「Get Over Dress-code」用だったなんて。確かに3人でこのコーデ着たことなかったけど……!そう、このコーデこそが「初志貫徹、剛毅果断」そのものなのだ。

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以下、第49話で流れた分の歌詞を引用する。*2

真っ直ぐ続くレールはきっと 鉄のように強い固いイシ

猛スピードの Express Heartbeat

常勝無敗ってわけじゃない だけど負けなんて認めない

そのたびに テンションRe-MAX!

定石ってDress codeは とっくに破っちゃった

神がライバルだって 超えちゃえばいい

最強って終着駅(ゴール)に ノンストップ!

これがDressing code

 

Do it now! 出会った日から 

Run for jump! 走ってきたよ

Get over! 1秒イゴの未来へ

Do it now! どんな時間も

Go for it! 勝利って瞬間に

続いているって信じてる

 

Do it now! Get Over Dress-code

Run for jump! 限界も超えちゃう

Change my world! 強くなるって Sence of Wonder

 

Do it now! 出会ったあとも

Run for jump! 走っていくよ

Get over! ずっと遠くの未来へ

Do it now! どんな時間も

Go for it! 勝利って瞬間に

続いているんだ Express Heartbeat

Rock'n Roll Powerで Dressing Perfect

とにかくAメロ……!「♪常勝無敗ってわけじゃない」とシオンが歌うようになったのもまた、そらみに負け一番を逃したというだけでなくて、「アイドルタイム」での武者修行の旅がなければ起きなかったことなのではないだろうか。「♪だけど負けなんて認めない そのたびに テンションRe-MAX!」と続けられるようになったから、勝負を超越した境地を知ったから、「いかなる状況でも、誰が相手でも、絶対に勝つ」自身のキャラ設定と両立させて、敗北を歌うのではないだろうか。

だから、「♪どんな時間も 勝利って瞬間に 続いているって信じてる」の「勝利」はおそらく、神アイドルになること、夢が叶う瞬間のことを指しているのだと思う。自分の夢を真っ直ぐ目指すことで、どんな敗北も力に変えられるし、絶対また勝負の場に立つことができる。人生の希望だ。

「No D&D code」、そして「ラン♪ for ジャンピン!」の引用が多いので、2番では「CHANGE! MY WORLD」ももっとあるんじゃないかと期待しているけれども、しかしドレシらしさって「Dress codeを破る」=ロックなのだ、と改めて示してみせることに、めちゃくちゃ強さを感じた。ドレシは「♪泣きたくなるのはそう 悔しいから その感情はPower」(「No D&D code」)と、ある種の敗北から出発したチームである。敗れた人間がもう一度勝負の場に立つためには、敗北という決まったものを否定する必要があるし、そうしていいんだ、と歌ってきたわけだ。この現状を変革していく力は、「CHANGE! MY WORLD」でもあるし、ガラスを割る演出が共通している「絶対生命final show女」も彷彿とさせる(同様に「Twin mirror♥compact」も変化を恐れないことを歌っていた)。

同時に、この楽曲が第49話でめちゃくちゃ響いたのは、作品のテーマともしっかり呼応していたからだとも思う。つまり逆に、目先の勝負ではなく究極的な夢を思い出して、現状を変革していこうよというメッセージでもあるわけで、凍り付いたパックの時間を再び進める突破口となる役割は適任過ぎる。

パックは、ずっと「ふたりぼっち」で生きてきたガァララが、他に友達を作って社会に出ていくことに耐えられず、「み~んなが幸せなプリパラ」というゆいの夢、「み~んなトモダチ、み~んなアイドル」というプリパラのモットーを否定しようとするキャラクターである。ふたりぼっちに戻ることが夢であると言い、らぁらたちの説得を受け入れられず、自分の時間を止めてしまう。そんなパックに、変革を歌うドレシがぶつかっていき、変化の契機を作る。物理的にも観念的にも、パックのガラスを割ったのだ。

ドレシは「神アイドルになる」という原点を何度も確認してきていて、「Get Over Dress-code」でも、「初志貫徹、剛毅果断」な在り方を理想としている。その影響を一番に受けたにのを始めとする、パパラ宿の女の子たちが「夢を思い出す」ことが「アイドルタイム」の根本的な筋である。パックもまた、自分の夢を見失っている一人であり、続く第50話「夢のツバサで飛べマイドリーム!」でそらみ・ドレシ・マイドリ・しゅうかと総力で歌った「Memorial」*3は、正にこのことを歌ってる。

「Memorial」のサビの歌詞は「♪初めてのドキドキ思い出して 何もかも輝いて無敵にだってなれた」で、「Make it!*4のサビ「♪Make it! ドキドキするとき無敵でしょ」を引いているわけだが、「アイドルタイム」が興味深いのは、ただの自己実現ではなく、失われた夢を取り戻すことが中心にあったことだ。パパラ宿の女の子たちは、幼い頃にパックに夢を食べられてしまい、自分が夢を見たことがあったということすら忘れてしまっている。そこでゆいたちマイドリのライブが、夢を見ることの素晴らしさ、失われた夢を思い出させるのだし、第50話の「Believe My Dream!」「Memorial」ライブが、パックが食べた夢をパパラ宿中に還す。パックに対しても、そふぃ「プリパラが大好きだって思ったこと、パックにだってあるはずよ」レオナ「思い出して、夢を見たこと、あるはずだよ」と呼びかけられる。ガァララは、昔取ってきた夢(ジュエル)を一緒に飾ったことがあったよね、それは夢がとても綺麗だったからだよね、と語りかける。そしてパックは「ガァララが笑っていること」という本当の夢を思い出すのだ。

敗北と、しかし夢を思い出すこと。「アイドルタイム」は夢を見失った女の子たちの物語であり、ゆいたちのライブが届かないほど深く傷つき夢を持てなくなってしまった女の子たちにこそ、ドレシの歌声が響く。プラスを伸ばすだけでなく、マイナスを救済することも必要というか。両者は表裏一体なので、例えばゆいソロ「チクタク・Magicaる・アイドルタイム!」のメイキングドラマにも線路と列車のモチーフがあり、夢へのワクワクを抑えられず真っ直ぐ向かっていきたい気持ちが託されている。

プリパラは基本的に、輝かしいものは自分の中にある、と言う。多分これは、「♪オシャレなあの子マネするより 自分らしさが一番でしょ」(「Make it!」)「♪夢みたいってみんな言うけれど ホントはここも輝くPLACE」(「CHANGE! MY WORLD」)的な、自分を肯定することをプリパラが大切にしているからだと思うのだけれど、夢もまた、自分の中にある。だから「思い出す」のだ。それこそ1stシーズン第25話で、それまでプリパラを規制していた校長先生が、かつてプリパラが大好きだったのだと、だからこそ裏切りが辛かったのだと思い出したように。

プリパラでは昼と夜が混じり合い、夜の寂しさも肯定される。絶対ネガティブに見える要素も否定しない。それは直近だとしゅうかとガァララ、ガァララとパックの関係を丁寧に描いていたことからも分かるし、ガァララソロ「すた~らいとカーニバル☆」や、蛇足になるが第22話、第24話で校長先生に向けてそらみが歌った「HAPPYぱLUCKY」もまたそうである。

後ろ向きな気持ちなんて邪魔だった

でも君はそれも私の欠片だと受け入れた

これから何度も助けてもらいたい

お返しに百回いや無限回助けてあげたい

好きだからこそ嫌いになってしまうし、綺麗だからこそおいしい。

 

きっと、プリパラのどこを好きになったのかと言えば、夢を順調に叶えられた女の子以外をも救おうとしてくれることだったのだと思う。

強いアイドルが全力で活動していて、それでも叶えられなかったことがあるということ、しかし強く進み続けていけるのだということ、私がアイドルに惹かれたのは正にそれを知ったからだった。言うまでもなく、例えばNEWSはめちゃくちゃ顔が良くてそれぞれスキルがあって、その時々でそれぞれの活動を頑張っていたのだと思うし(少なくとも私の経験した努力とか忙しさとか重圧とは桁違いの負荷に耐えてステージに立っていたはずだ)、2009年頃になると大きな仕事も重なり、言わば神アイドルへの道が見えてきていたように思う。しかし順風満帆にはいかず、頂点はその手から滑り落ちていったこと、しかし負けたそのあとも物語は続いていて、形を変えながら、また東京ドームに立ったり24時間テレビのメインパーソナリティを務めたりできることを、今の我々は知っている。

ドレッシングパフェもまた、シオンという天才と、ドロシー&レオナという完璧なシンメを擁する素敵なアイドルでありながら、神アイドルの座に一歩届かなかった。しかし「アイドルタイム」を経て、第49話で遂に、GODアイドルに就任する。

神アイドルグランプリに敗れても、道は終わったわけではなく、信じている限り勝負の場に立つことができるという希望。夢が順調に叶わなくても人間は生きていけるが、それでも夢を目指したいのなら、それはそれでまた何度でも挑戦できるのだと、ドレシは示してくれたように思う。プリパラは結構、うまくいかなかった人間がどうしたら良いのかということを教えてくれるのだが(ガァルルが最も分かりやすい例である)、ドレシの好きポイントはやっぱり「最強」「パーフェクト」を目指していることだ。語弊があるかも知れないが、常に道半ばであることというか、でも私が知っているこの強さを!絶対世界に知ってもらいたい!認めてもらいたい!という気持ちにさせられる。自分自身に対してもそう思えたりする。

だから本当に最高だったのは、最終話でGODアイドルの証であるティアラを返し、(今度は3人で!)また武者修行の旅に出ることなのだ。

 

 

そんなわけで、ドレッシングパフェが、シオンが、ドロシーが、レオナが、プリパラが、めちゃくちゃ好きだな……終わらないで……と寂しい気持ちになる日々だった。

「Memorial」に「♪笑顔でチーズ ピースサイン並べ 刹那の瞬間(とき)を かけがえのない季節(とき)を 永遠に残したい」という歌詞がある。以前「アイドルタイム」は「今を全力で生きる」ことを語っている、と書いた。そして今度は「今」は常に過ぎ去ってしまうものとしてあるけれど、想い出があるから大丈夫だよ、と送り出してくれる*5。多分だけど、この写真を思わせる想い出のイメージは、プリチケに重なるのではないだろうか。プリチケはただのコーデカードではなく、想い出そのものである。友情と努力の堆積。

第49話で、GODアイドル認定ライブに挑戦するドレシは、全てのプリチケを賭けることを要求される。プリチケはドレッシングパフェの道のりそのもの。失敗したら、それが全て失われるだけでなく、今後プリパラに入ることもできなくなってしまうという。しかしドレシは、気にも留めずにライブに入る。それは自信の表れでも勿論あるし、想い出になった「今」の堆積は、今この時のためにあったのだと示すことでもあっただろう。

こんなことを繰り返していたら、ドレシのプリチケは永遠には残らないかも知れないけれど……、例えプリチケの実体が失われるような事態に陥ったとて、確かに胸の中にあって「今」を支えてくれるから、それぞれの道を歩んでいこう。

プリパラ、本当にありがとう。これからもずっと大好き。

*1:アイドルタイムプリパラ」第28話より

*2:細部違っているかもですが、ご容赦ください。確認次第修正します。

*3:アイドルタイムプリパラ」3rdopでもある。

*4:「プリパラ」1stopであり、セインツの代表曲とされている。大事なライブで度々歌われてきた。

*5:「♪ゆめゆめ パステル 時間の宝石箱 カワイイと虹のドキドキ詰め込んで 10年後 30年後 過去になった“イマ”を 笑顔でね、思い出そうよ! 輝いてプリパラ」(「Just be yourself」2番サビ)、「♪これからも どんな未来が来ても 想い出は胸の中 キラキラきらめいているよ いつまでも ずっと プリパラドリーム」(「Memorial」1番サビ)

重く軽く良いくらい

実は木曜日に電車の中で初めてちゃんと聴いたんですけど。けど。「XYZ=repainting」名盤でない?(2月入ってフィギュアにかまけている場合ではマジでない。)

と、いうことで音楽的語彙がマジでない超適当な感想です。

ちなみに事前に聴いたことがあったアルバム曲は「忘れられない花」と「Unreality」で、どちらも淡々としたオシャレ~~~な曲調だったものだから、悪くはないけど舵の切り方が激しい……と戸惑っていた。のだけれど、言ってしまうと私の好き系の楽曲がね、それ以外のトラックにめっちゃ入っていた。超満足!!!とりあえず初回盤B(ごほうびSexyグルメツアー収録)を抑えてあったのだけれど、ユニット曲も気になるので通常盤も必要……。

とにかく、とりあえず聴いてほしい。

XYZ=repainting(通常盤)

XYZ=repainting(通常盤)

 

 

まずPEACH!」ね、いやこれ、Sexy Girls第2弾か、なるほどなるほど……てごく自然に思ってしまったのだけれど、マジで女子ドルコス来ないの?まだツアー始まってないからシュレディンガーのSexy Girls。見たい。絶対見たい。

ちゃんと書くと、女性詞なんですね。ざっくり「キミ」との新しい恋にわくわくスキップ!オシャレして出かけよ!て感じで、コスメのCMタイアップ来てないのが完全におかしい。*1「メイク」「チーク」「ネイル」「ベビーピンクのルージュ」と、男性アイドルが歌うにしては珍しいほど散りばめられたワード。大サビを引用しておく。

ベビーピンクのルージュ 塗ったなら PEACH!

素直な気持ちで

このドアの向こうにキミがいる ほら

踏み出せ!

新しい恋に会いに行こう PEACH!

音がする方へ

この先の先もキミといるような

気がしているんだ

キミのいる方へ

ほら桃のようにフレッシュで柔らかくて春っぽいチーク・ネイル・ルージュ売る気しか感じられないでしょ、なぜ店頭に並んでいないのだ。セクゾの皆さんのご尊顔とは雰囲気違うかもだけど、キャンメイク的なピンクのパッケージのプチプラコスメが想像される。大量に買って配りたい。コスメでなくとも、ランジェリー*2とか薬系とかでもイケそう。

特に私、勝利くんて男の子のイデアだと思っている(た)のだけれど、歌い出しの勝利くんパートが、倒錯的というのでもなくて、凄い自然に女の子なのが少し驚いたと同時に凄く好き。間に高めのマリウスパート「♪キミにね 振り向いて欲しいから」ていう、普通にありそうな歌割があるだけに。そもそもSexy GirlsとSexy Zoneの差分について、聡マリは女装してるだけで普通に聡ちゃんでマリウスで、ふまけんは比較的女子ドル人格の分離の度合いが高いのだけれど、勝利くんは「ダニー」という役柄を挟んでいるために凄く曖昧な存在になっている(のが味わい深い)、と感じていて、なんかいつも少し驚いてから、好きだな……と思うんですよね。外見に反して中身は等身大のちょっと不器用な男の子、て思わせておいて、ちらっとミステリアスさが覗く感じというか、全然女の子も憑依するよねっていう。

話を戻すと、男性ボーカルの歌う女性詞で、「女の子である自分」をディティールまで徹底するのは、例えばジャニーズ内でもセクゾ以外無理なのでは、と思う。大抵女性詞になるのって相手を想う気持ち100%のラブソングであり、それは恋愛が極まったところで抱く感情は(男女の別なく)互いに理解可能なものだからで、生活に関わるワードを歌って滑稽にならないのって難しい。凄いことなのだけれど、普通に春たのし~い!気分になるので良い楽曲です。

 

次、「プンププンプン」!ボーカルも音楽もプンププンプン言ってるめちゃめちゃポップ可愛い楽曲なのだけれど、歌詞がちゃんとSexy時代では!?と思うと本当に最高。てか作詞、三浦徳子さん*3なので、それは間違いがないわ……なのです。

「♪お互いを 知りたいと 思うことから 始めようよ」「♪なんでも言いなよ 言いたいこと」「♪分からないから Let's talk」など、互いを分かり合う努力をしたい、という内容が続いていて、普通に可愛い感じの恋の始まりかと思いきや、大サビで広がりがある。また引用する。

自分を超えてく 何かに出会いたい

Say what you want, Say what you like.

You say! プンププンプン ププン

もうすぐ目覚める 時が来るだろう

Say what you want, Say what you like.

We go! プンププンプン ププン

 

愛し合う 時が来たならば

目には見えない 何かが 見える

We go! プンププンプン ププン

それまで「僕」と「君」の関係を歌っていたのに、大サビでは2ワードが入らないというか、普遍的な話に発展している感じがあるのだ。この歌の語り手は、目の前の「君」より、この世界のどこかにきっと存在しているらしい「自分を超えてく何か」「目には見えない何か」に焦点が合っているんでないだろうか。

実は1番サビに「♪こんな時代に生まれた僕たちは 幸せ? それとも?」、2番サビに「♪自分のことより 大事な誰かに会いたい」ともあり、徹底的に二人の関係性を考えているタイプのラブソングと異なる種類の楽曲であることには、この辺りが伏線として効いているように思う。

多分語り手は、「こんな時代」で世間が言うほど不幸せでも幸せでもないっていうか、そんなどうにもならないことは放っておいて、とにかくこれから何かが起きること、変化を期待している気持ちがあり、それは愛的なものによってもたらされると信じているのだ。「愛し合う時」=「目覚める時」であり、「大事な誰か」に出会って「何か」が分かったら世界が変わるという物語。つまり、語り手にとって「君」はまだ真に「大事な誰か」なのか分からなくて、でもそんな気がする、それには「君」とトークしてちゃんと向き合わなければいけない、何だかその先に「何か」が見える気がするんだ今度は、ていうことなのでは。目の前の「君」に、抽象的な「大事な誰か」が重なり合っている。自分本位と感じられなくもないが、アイドルが歌う楽曲としては非常によくできているように思う。と、言うより、実際の特定の誰かに歌うには向かない。

また、勿論「何か」は「真実の愛」と呼ばれるようなものなのだろうけれど、ここでは「Sexy」と考えるのも良い気がする。

(この用語は確固たる定義をするべきではないだろうが、)結成当初の「常に全力でやることがSexy」という発言があるけれども*4、私はあながち間違っていないというか、ケンティーの「Sexy=natural」(=pure=happy)発言*5に従い、そして短いながらセクゾを応援する中で、自然体の清らかな心、目の前の人に真摯に接する気持ち、その先にある世界平和的なマインド(が魅力になるということ)を「Sexy」は包含しているのではないかと解釈するに至った。恋愛と博愛の中間というか、見ようによってはどちらでもある形の「愛」。本楽曲で歌われているのは、「君」への恋愛感情であると同時に、互いを分かり合う努力をした先に待つ新世界であり、そのようなSexy的「愛」であるのではないだろうか。「目覚める時」=「愛し合う時」=Sexy時代の到来。名曲か。

後述するが、今回のアルバムは全体に、(初期曲的なキラキラ王道系の)アイドルらしさが、凝った音楽と融合、アップデートされている(目指されている)。実際その感じがしてめちゃくちゃ良いな~~~と思ったが、本楽曲は正にそれ。勝利くんは「楽曲はオシャレで大人っぽいんですよ」と言い*6、風磨くんは「「スキすぎて」とか「Hey you!」みたいなキャッチ―な曲」とおそらく本楽曲のことも含んで言う*7、ていう……。一見電波ソングに聴こえるが、曲調のポップさだけでなく歌詞の面でも、これまでの活動を踏まえた形でアイドルらしさが発揮されているのが興奮した。

 

あと「Pheromone」……ッ!こちらイントロだけで大勝利曲ですね。古い映画のような、地下のバーに入るときに流れそうな音楽と、ひび割れるように加工されたマリウスの「So keep it on!」的な音声(正解は分からない)で、おっ小洒落た大人っぽい楽曲だ~~~ライブではステッキかな、シルクハットかな、と思わせておいて、からの勝利パート「だから……君の心に豪速球!」がマジで豪速球な一曲。以下メロディーは軽妙なまま、ひたすらだってモテたい!という内容が続いている。

初聴で一番ウワッ好きてなったのはこれだった。(何となく思い浮かんだのは「マトリョシカ」。これは、中高生時代アニソンとボカロしか聴いてなかった私の過去の音楽体験から無理矢理似た曲調の楽曲を挙げるとしたら、という話なので、別に全然似ていない気もするのだが、慣用的な言い回しの応酬とか「だ↑って モ↑テ た↑いじゃない」の感じとか。)

好きな種類の音楽だ~~~と思いながら聴いていると、サビ終わりに最高のフレーズがやってくる。「♪舞い上がれフェロモン日本の空へ」

さらっと歌ってるけど「日本の空」て何、大きく出るな、ていうところが凄く好きです!元々アイドルが謎の説得力で日本を代表してくる楽曲(モーニング娘。LOVEマシーン」とかSMAPDear WOMAN」とか)が超好きというのがあって、これはナショナリズム的で危険でもあるなと分かっているんですけど、単純に景気が良くてアガってしまう。景気さえ良けりゃハッピー!である程度成立してしまうというのはどこの国でもままあることだと思うんですけど、まあ悪く言えば平和ボケ的な、日本の悪いところでもあり、でもちょっと好きなところでもあるな……て感じ。で、誰にでも歌えるものではないと思うので、いよっ24時間テレビメインパーソナリティ!て感じでテンション上がりました。

大サビでは「♪舞い上がれフェロモン世界の空へ」に発展し、ラストは「♪舞い落ちろフェロモン貴方のハートへ」で完璧な〆。

 

最終トラック「最後の笑顔」についても。曲調の明るさに騙されそうになるんですが、分類するなら失恋ソング。これで終わるのは結構チャレンジングでない?という疑問があるんですがどうなんだろう。

個人的には「アイドルに失恋される」楽曲は結構好きで、と言うのもアイドルの失恋は特定の恋人を作らない、しばしば理想とされるアイドル像の入り口だと思うからなんですよね(凄く残酷なことを言っている自覚はある)。もっと言うと、アイドルを応援するときって、自分は「ファン」という大衆の中の一人である(いたい)という考えと、(恋人という)特別な関係を私だけと結んでほしいという欲望のグラデーションだと思うんですが、「アイドルに失恋される」という状況はどちらも満たしてくれる。「失恋の相手」という特別な存在になることもできるし、結果として今アイドルを引き受けているアイドルに感謝のような気持ちを抱く一ファンの立場で俯瞰することもできる。例えば少年隊「星屑のスパンコール」とか。

加えて、実際にアイドルはしばしば、自分たちに夢中になっているばかりではなくて、それぞれの人生を歩んでほしい、というようなことを言うじゃないですか。実際ファンからの依存が重いということも勿論あるだろうし、例えばケンティーは「以前はファンに対して恋人のように接するべきだと考えていたが、今はファンそれぞれの人生を応援したいと思っている」*8てまるで向こうが失恋したみたいな言い方をしてくれるわけですよね。

などと思うと、最終トラックに「♪無理して笑って歩き出すよ 笑顔が素敵って言ってくれた 君が嘘つきにならないようにね」はアイドルとして凄く優しい且つ誠実なのでは……という気がしてくる。

 

名盤て書いた割に全体の話をしていないのでざっとしておきたい。

忘れられない花~PEACH!~RTTがこう繋がるか……!ていうのは1曲ずつ聴いてたら分からなかったなと思って、特に「忘れられない花」がちゃんと好きライン上にあったのがかなり嬉しかった。オシャレで大人っぽい新しい感じ、と言われるとどうしても身構えてしまうところがあるので……少しのポップ心が大好きなので……。

からの「Birthday for you」はこう、国を治める気になったか……という感じ!信仰において、時間感覚を支配することは非常に重要だと聞いたことがあるんですが(毎週何曜日に礼拝とか、何歳でこの行事を行うとか)、これから先セクガルは「Birthday for you」で誕生日を祝うてことでしょ。現状NEWSにも「Happy Birthday」という楽曲があるので、私はジャニヲタ同士だったらこちらで誕生日を祝い合ったりするのだけれど、おそらく99%以上の日本人は「Happy Birthday to you~~~」だろうことを考えるとやばい。6年目を感じる。

ラブマジ~Ignition Countdown~フィルター越しに見た空の青は、それぞれにある種J-Popの王道というか、(私の感覚で言うとそれぞれ近い感じのアニソンが具体的に挙げられる、)ある種の典型だと思うのだけれど、終盤にこう3曲固まっていると安心感が凄い。特に「Ignition Countdown」、ちょいダークな群像劇要素のある世界の闇を暴く系少し前の中高生にウケそうアニメのオープニングにありそうでめちゃくちゃテンション上がる。そしてこの曲が聡ちゃんの歌割から始まるの最高過ぎる。(ちなみに「ラブマジ」は女性向け作品のエンディングにありそうなやつで、「フィルター越し~」はエンディングでも良いんだけど、声優さんとか所謂アニソンアーティストのCDに必ず入っているやつのイメージがある……。)(凄く古いわけではないんだろうけど、)ある程度の懐かしさ・ベタさのあるこれらの楽曲と、「忘れられない花」に代表される最新な感じの楽曲が同じアルバムに入っていて、自然に接続されているのが、昨年のコンサートを構成した風磨くんが「キラキラ王道アイドルができるっていうことは、すごい武器なんだって分かってきた」と発言していたりした*9ことが更に進んできたなという感じ。聴く前に抱いていたイメージに結構裏切られたところがあって良いです。

 

そう、公式HPを確認してみても、「“新たなスタート”、“更なる挑戦”をテーマに掲げた」というだけでなく、その前に「今までのSexy Zoneに新たな色を塗り足していく」と付いているんですね。後出し的に言うと、このことは各誌できちんと補足されてもいる。

――最新アルバム「XYZ=repainting」は、今までにない挑戦と新しさが詰まった1枚ですね。

佐藤 メインテーマは“スタイリッシュ!”[略]

――リード曲「忘れられない花」をはじめ、確かに大人っぽい楽曲が多いのも今作の特徴ですよね。

マリウス 「忘れられない花」は、Sexy Zoneにまた新たな色がついた気がしてうれしい!

松島 ジャジーな曲や、EDMっぽいダンスチューンも入ってるし。でも大人っぽいだけじゃなくて、今までの僕たちらしいアイドルソングも楽しんでもらえると思う。 

菊池 全部をガラリと変えたわけではなくて、「スキすぎて」とか「Hey you!」みたいなキャッチ―な曲もちゃんと青年っぽさを掛け合わせながら作ってるからね。

中島 だからこそ“repainting”なんだよね。完全に塗りつぶすわけじゃなく、今まで作り上げた部分に新たな色を塗り足すっていう。

佐藤 その気持ちは、最初から5人一致してたよね。

(QLAP! 2018年3月号p51)

 

――[略]“repainting”というのは…?

佐藤「装いも新たにリスタートするのではなく、これまで描いてきたものに新たな色を塗り重ねていく…という意味で、“repainting”というワードをつけたんです」

中島「これが決まったのは、確かアルバムのビジュアル撮影をした日だったね」

松島「油絵とか、色を足していくとカンバスに厚みが増していくじゃないですか。僕はそうイメージしました」

マリウス「最初はrepaintやrepaintedで考えたけど、塗り足し続けることが大事だなって」

――最初にアルバムを聴いた時は“攻めてる!”と思いました。それでいて、これだけ曲数があるのに、とても統一感があるなと。

佐藤「新しいものを打ち出したいという気持ちは強かったですが、全体のカラーをひとつにするということも意識したので、そう感じてもらえたのは嬉しいですね」

(Songs 2018年3月号p10)

初見のショッキングさと、しっかり中身を聴いたときの新旧の融合っぷりがめちゃくちゃ楽しい。これからどういう方向に進んでいくかは分からないけれども、年齢だったりのSexy Zoneを特徴付けてきた要素が次第に薄まってきているタイミングで、例えば他のジャニーズグループの楽曲と横に並べたときに語られるような、「唯一無二のオリジナリティ」が確かに提示されているのが分かる。きっと後から一つの転換点だったと振り返ることになるのだろう、そんな感じの一枚でしたね……!

 

取り急ぎ書きたい4曲に注力してばらばらと書いたけど、 通常盤のみ収録曲については後日追記するかも。

*1:ちなみにケンティーも「化粧品のCMに似合いそう。」と言及している。(Songs 2018年3月号p2)

*2:ちなみに実際、NEWS「シリウス」はWingのタイアップ曲である。

*3:他提供曲に「Sexy Summerに雪が降る」「今日はありがとう」「ぶつかっちゃうよ」「King&Queen&Joker」「男 never give up」「Hey you!」「Make my day」

*4:ぱっと出てくるのはビストロSMAP出演時の勝利くんだけど、他にもあるかも知れない……。

*5:Sexy ZoneのQrzone 2017年6月12日放送分(この週はケンティーが4夜連続でSexy時代について語っている)

*6:Songs 2018年3月号p4

*7:QLAP! 2018年3月号p51

*8:Myojo 2018年3月号の高橋海人くんとの対談だったと思うのだけれど、部屋から全然見つからないのでとりあえずニュアンス

*9:Sexy Zone presents Sexy Tour 2017 ~ STAGE パンフレットより

○○代女性、○○在住、○○担

去年今年とジャニーズ関連で買ってよかったものの話を書きつつ、雑誌企画についてまとめたいと思っていた。結論から言うと今回はちょっとそれとはズレたものが出来た。各ジャニーズタレントがどの女性向けファッション誌に載りがちか、自分用にまとめたのでそれについて。と、いうか各誌が誰を載せがちか、について。

 

本題に入る前に書いておかなくてはならないのだが、各誌のファッション・ライフスタイルに関する特徴は読者層と関わってくるので参考にしているが、直接「こういう雑誌を購読する、こういうファッションの、こういうライフスタイルの人間には○○担が多い」とまでは見通せないだろう。精々「この雑誌のターゲット層にはこのタイプのジャニーズが向いているとされているのかも」くらいの限定度かと考えている。*1なぜなら、「ジャニヲタ」が特定の担当を定めるに至るには、強烈なショックに根差しているケースが多々あり、それは年齢・居住地域・職業といった社会的要素で計りきれるものではないからだ。また、ファッション誌は系統の違うものを複数購読することも普通であり、一方で全く読まない層*2、(特に男性)芸能人を載せない雑誌も多く、1対1対応させることは不可能であるというのも大きい。典型的だな~~~と感じる像が浮かび上がってくることはあるかも知れないが、全てを言い切ってしまうにはジャニヲタは余りに多様である。

いずれにせよ、今回は掲載されているジャニタレの傾向に絞った焦点を当てた話をしている。つまり、以下各誌を分類したりもするが、ファッション・ライフスタイルの特徴に基づく分類とは大幅に異なることもある。

 

 

と、いうことで所謂赤文字系雑誌を中心に、10誌を対象として2015年1月号~2018年3月号の39ヶ月分を整理した。ジャニタレも年を取ること、殊若者を対象とした雑誌は数年でカラーが変わること、そしてネット上でのバックナンバーの確認のし易さの都合から3年強で区切ったため、現在はあまり見ないがそれ以上前にはこのグループも結構載っていた、ということもあるだろうが悪しからず。選抜の基準は、10~20代女性を対象としていること、ジャニタレの連載があること。前者は端的にアラサー以上対象誌ではイケメン情報の重要度が下がるためである。後者に関しては、結果として、という側面が大きい。つまり連載のない雑誌はそもそも男性芸能人の特集をほぼ組まない。

並びは発行日順。色分けは出版社別である。Hey! Say! JUMPは「HSJ」、Kis-My-Ft2は「KMF」、ジャニーズWESTは「WEST」としてある。期間限定ユニットなどは分かりやすさを優先して表内では用いていることもあるが、表紙・目次の表記とはズレがある。先日CDデビューが発表されたKing&Princeのメンバーを含め、ジャニーズJr.は文字色をに変えた。

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注釈を入れておくとページ数はまちまちで、巻頭10ページ特集と巻末のカルチャーページの中の1ページの違いは表には反映できなかった。同じ号に複数の特集が組まれている場合には、表紙や目次の表記を参考に大きめのものから入れたつもりである(表紙表記は年功序列が大半なので、若干のズレがあるかと思う)。また、表紙にも目次にも表記がないという場合には反映できていない。

AneCanは2016年12月号を以て休刊しているが、CanCamとの比較を行いたかったので対象とした。なお、NYLON JAPANの「三宅健のリミテッド連載『boy meets girl』」「NYLON GUYS」、ジャニーズ枠ではないが、装苑の「装苑男子」も継続的にジャニタレが載る連載だが、2誌の購読者はファッション及びカルチャーに対する感覚が他の9誌と比べ余りに多様であることが予想されるため、分析の対象とはしない。

表紙は雑誌の顔。ということで、今回の調査に当たって表紙の表記には気を配った。そもそも表紙の文字数が雑誌によってかなり異なっているのだが、それなりのページ数を割いて特集されているのに表紙表記なし、ということやその逆もあったので、純粋な掲載数のみでなくその点考慮して文章を書いている。
表紙モデルに起用された例は以下の通り(表では太線で囲ってある)。

それでは、各誌についてより詳しく見ていきたいと思う。なお、ターゲット層について何らかの方針を立てていると考えられるので出版社別だ。

 

Seventeen・non-no・MORE

3誌は集英社から出ており、それぞれ中高生、大学生、20代後半を対象としている。世代の問題もあり、現在の誌面におけるファッション的な繋がりは緩いが、ジャニタレの載り方には流れがあるように感じた。掲載頻度は連載を除くとSeventeen14回、non-no25回、MORE24回。ただしSeventeenは比較的芸能ページが少ないので、「LoveP」という小さめのカルチャー記事まで拾っている。

まずは、Seventeen・non-noが「男女混合グループでの対談が中心」という点について。ファッション誌における芸能人の特集記事は、基本的に何らかの映画、ドラマの宣伝の目的で組まれるのが一般的だが、男女ペアで作るのはこの2誌の特徴である。それも、Seventeenの映画「未成年だけどコドモじゃない」(中島健人平祐奈・知念侑李・山本舞香)や映画「ピーチガール」(山本美月・伊野尾慧・真剣佑・永野芽郁)、non-noの連ドラ「コード・ブルー」(有岡大貴・新木優子成田凌馬場ふみか)といった多人数での対談は他誌では中々見かけない。勿論そこには専属モデルが出演しているケースがある、という事情も絡んでいる。直近だとnon-no2018年1月号の山田涼介×本田翼(映画「鋼の錬金術師」)などその典型例だ。ジャニーズ以外では当然若手俳優が多く起用されている。

同じ恋愛もの作品を扱っていてもジャニーズ枠を常設している雑誌と比較すると明らかにスタンスが違っていて、おそらくここでは、イケメンそのものに胸キュンすると言うより、青春っていいな、私もこんな出会いが欲しい、という目線で物語を見ることを想定されている。ので、ジャニヲタ度は低いかも知れない。

MOREはOL層を対象としているので少し事情は異なっており、アラサー以上対象誌に近い、落ち着いたインタビューを中心としている(目次の字組みも読み物としての側面を意識したものになっている)。3誌で唯一Jr.のMr.KINGを特集している辺りからも、おたく的な「愛で」目線を感じる。

特集されるジャニタレの傾向については、non-no・MOREは嵐・HSJラインが明らかだった。両グループの表紙起用もその表れであるし(ちなみに年末年始が多い)、non-noは2グループ以外では生田斗真が4回、セクゾとWESTがグループで1回ずつ載っているのがいかにもである。MOREはnon-noに比べるとHSJの掲載数が落ち、若干多様。SeventeenもHey! Say! 7が連載を持っていることから言って大きく外れていることはないと思うが、恐らく年齢の問題から嵐を載せないので掲載頻度が落ちている。また、non-no・MOREの2誌は表紙の「嵐」表記も特徴的で、連載のみ、或いはMOREのニノの連載+他のメンバーの特集といった場合にも必ず大きめのフォントで表記する。

 

②ViVi・with

2誌は講談社から出ており、それぞれ大学生、20代後半を対象としている。ViViはnon-noに比べるとガーリーで、withもファッション的な系統は同じ(ただしMOREも同系統)。①②で読者層が近いのは確かだが、若干ViVi・withの方がトレンドに敏感な感じがする。また、特集されるジャニタレの傾向はかなり違いがある。掲載頻度はViVi18回、with34回。

まず、ViViのジャニタレの掲載頻度が低めなことには恐らく理由があって、ViViは多分YJ的なアイドルを載せたい。が、現在ジャニーズの主流ではないという事情があるように思う。山Pの連載もそうだが、嵐と山田涼介がほぼ載っておらず、逆に①ではほぼ登場しなかった関ジャニ∞がグループで3回掲載されているのだ。また、ViViにおいて山Pが「年上男子」の扱いであることにも注目したい。*3私もそうだが、現在の20代前半は小学生中高学年でYJの大流行を経験しているので、イケメンの基準がそこに設定されている層は根強い。昔一度ジャニーズを通った感じ。以下キスマイ、裕翔くん、セクゾが取り上げられている。

そしてジャニタレの掲載頻度は低くともアイドル的なものには現在進行形で興味があることは、ジャニーズ以外に特集されている男性芸能人を見ると分かる。non-noが映画・ドラマを通して若手俳優を盛んに起用していたのに対し、ViViはLDHK-POPアイドルをしっかり特集しており、表紙モデルには東方神起、EXO、そしてONE DIRECTIONを各1回ずつ起用している(ちなみにジャニーズはない)。「国宝級イケメンランキング」を作成しているのもここである。ちなみに女性芸能人では、現在TWICEが連載を持っているのと、欅坂46の起用が目立つ。

withはと言うと、嵐・HSJの扱いが良いという点でジャニーズ的にも一見MOREに近いのだが、掲載頻度が圧倒的に高くより多様である点と、最近嵐・HSJに関してはコンサートレポを掲載している点が大きな差異である。多様と言うのは、まずジャニーズWESTまで個人で満遍なく載せていることに加え、Jr.に注目していることを指している。2017年1月号のJr.特集ではMr.KING・Prince・HiHi Jet・Snow Man・Love-tuneと総勢23名を取り上げ、5月号の「滝沢歌舞伎」特集でもJr.にまでインタビューしている。また、Snow Manは着回しコーデの相手役にも起用された。かなりどっぷりジャニヲタなのだが、最新2018年3月号から不定期で2.5次元俳優連載が始まったりと、やはりアイドル的なものへのアンテナは鋭い。

以上のように、ViVi・withは誰を載せがちか、という点では差異はあるのだが、スタンスとしては共通している。現場に行く、推しごとに慣れている層が想定されているのだ。両誌は①同様ライフイベントに密着しており、芸能ページも多いという程ではないが、ジャニーズを始めとするアイドル的なものとの距離感は近い。

 

③Ray・S Cawaii!mina

出たよTCM三銃士……!主婦の友社から出ているRay・S Cawaii!minaは3誌とも20代前半をターゲットにしている。ファッションの系統は確かに分かれているが、①non-no②ViViと比較してライフイベントへの密着度が低く、ファッションがそれなりに好きで、ファッション誌にはファッション情報を求めているという点でスタンスは共通している。つまり、①ではオシャレの動機が「JK・JD・OLとして良い感じになりたい」、②になると「流行が分かってるイケてる女子になりたい」てイメージなのだが、TCM3誌からは更に直球な、「かわいく・かっこよく・オシャレに・……なりたい」といった主張を感じる。

特徴としては、何と言っても常設ジャニーズ枠の存在……!それぞれ「Ray Close-up!」「J☆Special Close-up!」「mina JusT Feel」と題して、ほぼ毎月誰かしらを取り上げている。そのため、3誌間である程度住みわけがなされているように思う。

まず、所謂「量産型」ジャニヲタ的なファッションはRayではないかと考えているが、Rayの凄いところはこの半年で若手俳優K-POPアイドルの表紙の表記が増えだしたことである。元々文字数が多い方ではないのだが、つまりそれ以前は基本的に、表紙にジャニタレしか男性芸能人の名前が載らなかったのだ……(それさえもごく稀に消えているケースがあった。彼氏欲が強いので、アイドル的なものへのアンテナには波がある感じなのかも知れない)。勿論実際の中身も、他の赤文字系雑誌に比べ非ジャニタレの席捲は遅い。それに対してジャニタレはかなりバランスよく載せていて、誰も連載を持っていないし、特別コアな特集を組んでいるわけではないのにめちゃくちゃジャニヲタ感を出してくる。とは言えHSJが2回表紙を飾っていたり、優馬くんが2回載っている辺り、HSJ世代が中心なのは間違いない。その他グループではNEWSとセクゾが各2回取り上げられていて、しっかり王道を抑えている感じがある。個人的には舞祭組の4人が掲載された際、表紙の表記は「Kis-My-Ft2 千賀くん&宮田くん&二階堂くん&横尾くん」になっていたのが凄くジャニヲタ的だと思った。

S Cawaii!はRayより若手志向で、単独では勝利くんと小瀧くんが最年少、Mr.KINGとPrinceも両方載っている。Rayが何だかんだ正統派で締めていたのに対し、S Cawaii!はHSJが連載を持っていることもあって、ジャニーズ枠連載では関ジャニ∞などの派手さが目立つ。何よりやはり松潤単独表紙はインパクト大で、このときのキャッチコピーは「最近オトコにほめられたのいつ?」だった(インタビュータイトルは「その瞳に映れるのなら女磨きも頑張れる!松本潤に愛される女になりたい♡」)。ジャニーズ以外ではLDHK-POPアイドルが強く、男女問わずよく表紙にも起用されている。パラレルに、ファッションの系統は何だかんだギャル系なのだが、韓国ファッションへの興味が今回調査した中で圧倒的に強かった。ちなみにエンタメ面で比較的近いViViとの共通点がもう一つあって、渡辺直美を表紙に起用しているのはこの2誌なのである。

minaは、そもそもカルチャーページが多いという点でRay・S Cawaii!とは異なる。冒頭から男女問わず俳優・ミュージシャンが登場して、今注目しているファッションと仕事の近況について語るパターンがめちゃくちゃ多い。専属モデルの旅行の話も多い。ファッショングラビアを兼ねているしトークもファッションの話をちゃんと振っているのでただのカルチャーページではないのだが、かなり読み物要素が強い。彼氏欲も控えめ。数年前まで露骨にファッション初心者向けだった名残で学びの意欲を感じる。

載りがちなジャニタレは、Rayと比較すると若干幅が狭い。31回の内2回掲載されたのが7人と何となく偏りがあって、多分俳優枠だと思う。だからか年上志向が強く、例えば山田涼介初登場が2016年1月号と明らかに遅い。mina読者は大学生~社会人数年目といったところなので、この辺りの人々はもう少し早く出しても年下男子的なアプローチで全然いけたのにそうしなかったのは、カルチャー重視の指針からではないだろうか。多数派ではないかも知れないが一定数いる、ジャニーズ以外ではPerfumeとか星野源とかが好きな層と親和性が高そう。ちなみにまっすーの連載は私服スタイリングで、数ヶ月に1回常人には理解できないアイテムが登場するものの、概ね普通にめちゃくちゃオシャレ……先月はとしまえんのメリーゴーランドでロケしてて本当に最高だった……。

これは超個人的意見なのだが、3誌を擬人化したら良いジャニヲタグループになりそう。ガーリー系とギャル系とカジュアル系で、それぞれ担当は違うんだけどコスメ情報とか彼氏の話で盛り上がれる感じ。外見をどうにか磨きたいというマインドがある辺り、ファッション含めジャニヲタ以外の趣味もありつつ、特定の「担当」を持つような深みにハマるパターンのイメージ。浪費家と相性が良い(偏見)。

なお、今回は美容誌を対象としなかったのは、ファッション誌に比べ購読者数が限られる、言ってしまえば専門性が高い雑誌であることが理由なのだが、現在その代表格であるMAQUIA・美的に連載を持っているのが亀梨くんとNEWSである。美容誌は20代後半~をターゲットとするためメイン層はズレがあるだろうが、亀梨くんは3誌、NEWSはRay・minaのジャニーズ枠連載でそれぞれ複数回取り上げられており関連性を感じた。

あとTCM3誌は写真が良い。ファッショングラビア感を出してくる。多様なので毎号刺さることはないかも知れないが、ファッション目当てで買った疲れた人間が「誰だこの顔の良い男は……?」てなって突然堕ちることが期待できそう。

 

CanCam

CanCamもまた20代前半向けで、小学館から出ている。OL向けと銘打っている以上、浪費度は③同様高い。が、ミーハー度の桁が違う。

まず他事務所の男性アイドルの特集が並行してかなり組まれている(LDHK-POP系にも勿論手を出している)。超特急とかボイメンとか。加えて、多分アニメ、その中でも女性向けとされるような作品もかなり見ている。「アニメにキュンキュン」の文字が表紙に載るのはここだけ。所謂「おたく女子」を網羅する勢いがある。

13回と、グループでの掲載が多いのも特徴である。中でもA.B.C-ZとWESTが各2回、一言で言うと乙ゲー感があるところ……!2017年9月号の「ジャニーズJr.に恋してる♡」特集ではPrince・SixTONES・Snow Man・Love-tuneを、単独ではMr.KINGの他、唯一SixTONESを取り上げているのがいかにもである。逆ハー願望というべきかチーム男子萌えと言うべきか分からないが箱推し志向だ。男女混合グループであるAAAを表紙に起用している点ではSeventeenやnon-noと近いが、自分が恋愛をしているから胸キュンに共感できる、というより端から見てキャーキャー言っているようなミーハーさがある。2017年6月号表紙・映画「ピーチガール」時の伊野尾慧×山本美月(当時CanCam専属)もそうで、キャッチコピー「キュンキュンする顔になりたい!」からの「伊野尾くんキュンキュン♥ソロカット付き 山本美月with伊野尾慧 ピンクと君に恋してる」。可愛くなりたいし、胸キュンしたいし、でも萌えたい欲張りさが見える。また、2015年8月号で「滝沢歌舞伎」の3人を取り上げている辺り面子的にはwithとも被ってくるが、ジャニーズ以外の選択肢の多様さはもしかしたら世代的な問題なのかも知れない。

なお、前述のとおりAneCanについても一応24ヶ月分調査した。同誌にも「Check! AniMen」という常設ジャニーズ枠があり、明確にCanCamを卒業した20代後半をターゲットにしているためキスマイ以上しか載せないのが特徴であったが、2誌のスタンスは然程変わらない。今回の調査で唯一KinKi Kidsを載せていた点、NEWSの猛プッシュ(グループで2回、まっすーとシゲアキが単独で各1回)が印象的だ。本当に惜しい雑誌を亡くした……。

 

⑤bis

突然のbis。実はbis続いてくれ~~~~~てことを何よりも言いたい。

まずbisをご存じだろうか。2017年5月にプレ創刊号が発刊された光文社*4の隔月誌で、ガーリーで頽廃的な独自の世界観を持つ雑誌である。LARMEを創刊した中郡さんが編集長を務めていて、雑誌の質感といいMERYとかOVERTUREとかとも近いのかな~~~という感じ。最大の特徴はカルチャー重視である点で、時折お高めの服も使ったアーティスティックな写真が連続し、ポエティックな名作小説やそれっぽい文章が乱舞する。とは言え既刊4冊を並べてみると、徐々に分かりやすくなってきているかも。モデルは女優やアイドルを起用しがち(表紙は、志田未来二階堂ふみ吉岡里帆齋藤飛鳥が飾った)。20代前半がターゲット。

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出てくる女の子皆好みでやばい。私二階堂ふみさんと齋藤飛鳥ちゃんの顔が本当に好きなので……(パフォーマンスも好きだけど……)最高過ぎる……。

そんなことより、bisはジャニーズを継続して載せているんですよ。基本的にこの手の可愛いを突き詰めた世界観には男性の入り込む余地がないものだが、プレ創刊号にケンティーを載せた時点でなるほど!!!という感があった。インタビュー内容もカルチャー体験に焦点を当てている。以降、創刊号に当たる2017年11月号で勝利くん、2018年1月号で小瀧くん、3月号で風磨くんである。セクゾ好き過ぎかよ。いやでもめっちゃ分かる。今後いわちとか顕嵐ちゃんとか有力そう。まあまだジャニーズ枠なのかは分からないが、若くてカルチャーの香りがする人材って、特に男性だと相当限られてくるからジャニーズ以外だと難しい気もした。おそらくだけどbisのターゲット層て20代前半と言っても若い方に偏っているというか、大学生向けなんですね。「ミレニアル世代」というワードが頻出していて、この用語は(アメリカ発なので日本においては正確にどこを指すか微妙なのだけれど)1980年代~2000年代初頭生まれを指すらしく。また、特に着回しとかヘアアレンジのページのモデルさんが例えば同じ20代前半向けの③より若い。(一方で、憧れブランドがまあまあお高かったり、自炊レシピが載っていたりするので、高校生はあまり視野に入っていなさそう。)そして、「少女の心を持ちながら、大人の女性になる」というキャッチフレーズに象徴される刹那的な感覚、世代感に寄り添うためには(ファッション誌に「少女」というワードは中々出てこない)、ちゃんと同世代の男を載せなければいけないんですよ……(そういうときハロプロなんだなっていうことも分かる)。

ジャニーズの強みって色々あるけれど、今のところ若さは強いと思うんですよね。いくらJr.は不安定と言ってもちゃんと経験値を積む場所があるというのが大きくて、早い内からメジャーな場に出る機会が多く、結果として20歳くらいには大体完成しているじゃないですか。~20歳ちょいまでの完成度、という意味での若さでやっぱり勝負していくべきなんじゃないかってことを、例えば最近のセクゾが証明しているように思うし、bis系が売れるなら結構明るい話だ。じゃない?

 

 

以上!あとがき。

若い女性の興味関心の的となるような男性芸能人がジャニーズ一強とは言い難い現状において、そして「おたく」概念がかつてほどの強さを持たない現状において、ジャニヲタがどのようなクラスタから成り立っているのかということは、以前より見えにくくなっている。本記事は、私にとってはある種希望を見出すというか、ジャニーズまだまだ若者にウケるはずだよ……と言い聞かせるための材料探しの側面があって、ジャニヲタ予備軍の分布を想像しながら書いた(どんなファッション誌を読んでいても、何かしらのジャニヲタの萌芽がある的な)。

あとAneCanが休刊した今、NEWSはどこなら載れるのかというのも知りたくて……映画に出ないと中々特集されないので……Ray、mina以外だと、既に載ったことのあるCanCam(わちゃわちゃ感)とwith(安定感)は今後もある感じがする。15周年イヤーだし!やばい!(そう、LPSで表紙になったTVガイドPERSONとSongsの、白地にピンクの題字めちゃめちゃやばかった。NEWSのイメージカラーは白とピンクだって言われてきたじゃん、マ~~~ジ15周年イヤーの幕開けにね、最高過ぎるでしょ……(ザ・テレビジョンCOLORSのWHITE号表紙もいただきましたッ!!!て感じだったけど!)。何回でも新鮮に沸ける自信があるので、どんどんやってほしい。)

でね、Kらじで「15周年だからイチゴ」とか言っていたのを本気にしてイチゴ柄の服を揃える前にアルバム詳細が発表されて良かった……EPCOTIA(毎回思うんだけど)史上最大に好き路線です……発狂しそう……震えて春を待ちます……。

*1:ちなみに、私は装苑の「雑誌の人格」というコラムページが凄く好きなので、一応趣旨は違うつもりなのだけれど、手法の面で参考にしているところは沢山ある。

雑誌の人格

雑誌の人格

 
雑誌の人格 2冊目

雑誌の人格 2冊目

 

*2:かつての私である。ネット情報と、あとはもう直接店に行けば良くない?まあ現在もminaは定期購読にしたけれども、基本的には美容院とか薬局とかで読む分で十分だったりする……(推しが出てたら買う)。

*3:2016年6月号「ビビビッ!!今月のミッション ビバ☆年上男子!」参照

*4:光文社と言えばJJだが、系列のSTORYは「超絶男子図鑑」とかやっている一方、こちらは男性芸能人が載らないことでお馴染みである。

物理的実体がなくても幸せになれるこの時代に2017 地獄篇

2017年ジャニーズ関連で買ってよかったものの話!
主にNEWS担がノックアウトされた、他G含むCDや円盤や雑誌企画について書きます。と、言っても昨年雑誌編まで手が回らなかったので、今回もどうなるかは分からない……。
あと2017年は下半期2回の海外旅行が響いてカツカツだったので、まだ買ってないけど早急に欲しい……具体的には給料日後に……というお前コンサートの申込はどうするんだよ的な気持ちを認めることが多くなるかと思います。また、以下多分に備忘録的です。

CD・円盤編

まずね~~~~~やっぱりNEWSのジャケ写が最高だった話をしたい!!!!NEWSのアルバムのジャケ写は4人体制以降小杉幸一さんがアートディレクションを担当されているのですが*1「NEVERLAND」、相変わらず良かったですね……。初回盤は鍵穴型に切り抜かれた観音開きの装丁、開けると通常盤には鍵穴を覗いた先の幻想的な空間がデザインされていて、パタパタしたくなる。しかもNEVERLANDへの鍵(全長10cmくらいのしっかりしたアンティーク調の鍵)が封入されているという幼女心に訴えかけてくる仕掛け。原宿でオシャレな革紐買ってハンドメイドしたよ。店の中でリュックにNEVERLANDへの鍵をつけた人を見たよ。SHIBUYA TSUTAYAで展示があったとき、NEVERLANDへの鍵で扉を開けられるコーナーがあったけど(開けるとメンバーの写真が貼ってある)、列に並んで鍵を準備するNEWS担、宗教……て感じでテンション上がった。

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あとジャケ写の衣装がめちゃくちゃ可愛いんですよね。多分コンサートで着たらやり過ぎでコスプレ感が強くなってしまうと思うのだけれど、なんとこのアルバムを最後にリリースがなかったことで、10ヶ月くらいずっとアー写がNEVERLANDだったのはサイコーだった。衣装は衣装で死ぬほど好きだけど、王子様衣装が見たいときはあるからさ!でもこのダークな色合い想像を絶する良さ!厨二病だからスチームパンクも大好きだし!参戦服を考えるのも楽しかったな~~~最初はエレガントな感じで考えていたのだけれど、コンサート始まったら始まったでスポーティなモチーフや迷彩柄の衣装も良くてミックスしてみたり。
楽曲も、多分これまでで一番ストーリー性のある並びだったこともあって、本当に全部フルパッケージで好きなので多分1枚NEWSのCDをおすすめするならこれにする。いやこれからどんどん超えていってほしいけど!でもやっぱり「NEVERLAND~アン・ドゥ・トロワ~EMMA」が間違いなさ過ぎて、分かりやすくおたくにウケるNEWSの新たな武器になっていきそう系、爽やかでオシャレ可愛いとにかく軽やかさがある系、独特なキメキメの世界観でよく分かんないけどサイコー系、今一番おいしいとこの盛り合わせという感じ。前菜のオードブルが超高級食材且つ芸術的な造形で、もう存分に五感フル稼働で楽しんでしまったわ……みたいな。それで行くとメインディッシュはやっぱり「BLACK FIRE」で、ご飯とお椀(トロッコ乗ってる辺りね)もらってあ~何気ない米までめちゃめちゃ美味いな……と思ったらラストに出てきたご飯のお供がおいし過ぎて気絶する……名残惜しいけどおかわりの米がもうないのでもったいないが一気に食べちゃえ~~~美味い~~~~~ていうのが「U R not alone」です。デザートはない。

ちなみに、軽やかでオシャレ可愛くキラキラしてる、つまりは爽やかにワンナイトラブキメてる楽曲が好きなので、私の楽曲大賞楽曲部門1位は「アン・ドゥ・トロワ」!ワンナイトかは分からないけれど、こんなにさっぱりしてるのに歌詞はモロで笑う。どうしようもなく潔くイケてて良い。

「EMMA」もシングルながら小杉さんらが担当されていて、これもめちゃめちゃ良い。最初に発表されたときは初回盤ABにNEWSの姿が全くなく(通常盤も小さい)EMMAと思しき女性の横顔のシルエットが全面にデザインされたものだったので、「この女誰だよ……」的な困惑もあったものの、モノとして手に取ってみるととても良い。モダンなポスターみたいな。表紙だけじゃ赤が分からないからね。衣装もまっすーが「質感にこだわった」と言っていたが、music clip見てみるとモノクロなので質感めっちゃ分かってなるほどできる。

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そして、17日にニューシングル「LPS」、24日にNEVERLANDのBlu-ray&DVDがリリースされますね!!!!!
「LPS」はLove Peace Smileの略、最高にピースフルで夜明け前にぴったり!カップリングは「NEWSICAL」、これは以下のサイトを見たりして感じてくれ。簡単に言うとフジテレビのNEWS15周年を盛り上げようという気持ちが強過ぎて困惑する。

NEWSICAL - フジテレビ

ジャケ写もまた素敵だから!まっすーが一瞬黒髪にした時期に撮っていてリア恋待ったなしという感じ……。あと助かるポイントとしては、初回盤Bに「Represent NEWS Mix」として6人体制以前の楽曲のセルフカバーが収録されていて、「EMMA」では「さくらガール」「I・ZA・NA・I・ZU・KI」、「LPS」には「チェリッシュ」「真冬のナガレボシ」が入っています!8人時代の音源しかないて不便だったからね。脱退したメンバーの歌割だったところを4人で割っただけでなくて、ハモりを増やしたりと現在コンサートで歌われているバージョンとかなり違ってきているものも多いし、今後も今のメンバー構成に合わせてリメイクされていったら楽しいと思っているので、全曲カバーは難しいにしろ、コンサートなどでよく歌われる楽曲に関してはどんどん収録してほしい。

NEVERLAND(初回盤)

NEVERLAND(初回盤)

 


次、Sexy Zoneはもはや毎回買ってるね……とりあえず初回盤は後悔したときには遅いかも知れない、何しろ今に爆売れしちゃうから……という焦りで買ってしまう……。しかもね、ポニーキャニオンさんは特典が豪華!てかそもそも撮影がロケだもんな……。ただのmusic clipとメイキングだけでなく(これは基本的に初回盤A収録)、「ROCK THA TOWN」はハワイ、「ぎゅっと」は勝浦での色々がそれぞれ初回盤Bに収録。バーベキューしている。
でもやっぱりSexy Zone presents Sexy Tour 2017~STAGE」は絶対絶対見てほしい。2017年5月オーラスの映像が9月に出てるっていう信じられないスピード感なんですけど、まずコンサートがめちゃめちゃ楽しくて、横アリは公演数が多かったこともあって気軽に1回入ったあとお譲り探してしまった。私がジャニヲタ化したときまだセク鬱が明けてなくて、友人にSexy Zoneは3人なのか5人なのか聞いてしまいタブーだから……的な反応をされたり、カラフルEyesで気になりだして、ウェルセクに行った先輩に「今Sexy Zone気になってるので次回こそコンサート行ってみたいです」と話してまだおすすめはできないと言われたり、セクガルの方のこの5周年記念コンサートへの感想を見ているとそういうことを思い出すんですが、ただただ本当に楽しいコンサートだったんですよ。この前に新作アルバム出してなかったので新しめのシングルのカップリング曲が結構多くて、まず音楽がオシャレ。音楽に関する語彙が貧しいので「オシャレ」としか言えないのがもどかしい(ジャズとか1980sとかそういう感じ……?)。ビジュアルも良い。初期曲の使い方などエモの部分も多分凄く良かったのだけれど、「各人のソロ曲を5人でやる」「キャラメル・ドリームでSNOW風演出」「私のオキテで女装」「アンコ一曲目1stコンサートと同演出でSexy Zone」みたいな、聞いただけで最高だと分かるやつが多過ぎる。ちなみに一番興奮したのは「Miss Mysterious」かな……タンクトップに金のブルゾン羽織って、光るマイクスタンド(脚はない)をステッキみたいに扱うのだけれど、ジャニーズでしか見られない美少年の最高のやつだった。なお5人で披露された「Teleportation」は元々ケンティーのソロ曲の筈なのにセクゾの曲か?てくらい馴染んでておそらく目玉の一つであり、ダンスも衣装も結構テイストの違う5人がでも作画が揃っているというか、グループなんだな……これが5周年なんだ……!という感じがやばい。これのマルチアングル欲しさに初回盤を買った。

あとはそう、「Johnny's Summer Paradise 2016」も2017年発売ですね。2016年夏にTDCホールで行われたソロコンサート(聡マリは2人だけど)の映像です。無事ゲットしました、数曲カットされているとは言え4公演分収録されているって、これは“買い”。STAGEコンのソロコーナーが大体このサマパラのエッセンスを入れた感じになっているので(そう考えてみるとちょっとKinKi Nコンに似ている)、まずSTAGEコンで5人のSexy Zoneの最強さを味わってもらって、もっとそれぞれのメンバーについても知りたい……!となったらこちらに進むと良いかも。2017年夏も開催したので、それもその内出るに違いない。だがまず2月にニューアルバム「XYZ=repainting」が出るよ!服屋のHPか?て感じのポニキャの公式サイトが最高過ぎる。リード曲の雰囲気といい、アーバン……?な感じにどんどん寄せていってるのかな。初回盤Bでは葉山・鎌倉グルメツアーもするらしい。恒例になりつつあるけどツアーもNEWSと同時期!死んでしまう。

 

ポニーキャニオンと言えばA.B.C-Zも放っておけない。こちらも2017年2月で5周年、記念シングルReboot!!!」発売時に接触イベがあると聞いて軽率に参加した結果やっぱり面白いな……という感じがしている。何しろReboot!!!の特典お渡し会ではメンバーに会うまでに長い待機列があったのだが、その間延々とこれまでの全music clipが流れていたのだ。洗脳である。何周したかは覚えていないが、帰宅してからも「Reboot!!!」初回盤Bの特典・シングルmusic clip集を延々と見ていたので当日だけで20周はしたと思う。そう、A.B.C-Zと言えば前代未聞のDVDデビュー、music clipもワンカメやストーリー仕立てのものが大半で、ダンスも派手だし見応えが凄い。単純にワンカメやばい。例えば「Never My Love」はロックハート城でロケなのだが、麓のエリアから始まって台詞を言いながら階段を上がって城の前でイントロ、入城しても上へ下へ移動しながら早着替えもこなし、ラストは玄関を開けて外に飛び出し思い切りヒキで終わる。ちなみに私が一番好きなのは「Walking on Clouds」で、これは海辺でロケなので開放感が凄い。

夏のコンサートは行けなかったのでまあまた機会があったらだな~と思っていたのだけれど、12月に出たシングル「忘年会!BOU!NEN!KAI! / 終電を超えて~Christmas Night」(両A面)が好みだった。お馴染みヒャダインさんによる「忘年会~」もアゲアゲで良いのだけれど、私が好きなのは「終電~」の方です。何が好きって電車モチーフが好き。2017年の記事では「ビルにアイドルの顔が映る演出が好き」と書いていて、それは「アイドルと都市」というテーマが私の中でとても大きいものだからなんですが、今回も正にそれ。はっしー扮するサラリーマンが、クリスマスイブなのに仕事で彼女と会えないまま終電逃しちゃった、て導入で、赤チェックの衣装(好き)にチェンジして駅のホームで踊る。(ロケ地が相鉄ゆめが丘駅で、まどマギ第8話の「あたしって、ほんとバカ……!」の駅に似てる気がして調べたけどそれは分からなかった。)後半はビルのエントランスで踊る。そもそもクリスマスソング大好きだから毎年どこかしら出してほしいくらいよ。

 

あとは「The Red Light」(KinKi Kids)を、カップリング曲が「Bonnie Butterfly」のアンサーソング(「Million Secrets Of Love」)と「Misty」のアンサーソング(「Shiny」)だと聞いて買いました。ジュエリーのCMタイアップて時点で最高過ぎて意味分かんなかったけど、隙がなさ過ぎるでしょ……。そして今度は「Topaz Love / DESTINY」を予約している(24日リリース)。既に何度か見て友人のKinKi担からレクチャーを受けているので、気分はもうリリース後なのだけれどまだだった。ベストアルバム「The BEST」も出たが、初回盤に20周年記念イベントの映像が収録されていて(しかもBlu-ray版もある)、当然良いものなのは分かるが気軽に手に取れない……と思ってまだ買えていない……とりあえず今度友人に見せてもらおうと思っている……。

アニバーサリーイヤーと言えばHey! Say! JUMP。後述しますが今勉強中なので、ベストアルバムHey! Say! JUMP 2007-2017 I/O」は手元に置いておこうと思う。早急に欲しい。

そして2017年の嫉妬大賞は「ジャム」(関ジャニ∞)!!!楽曲も「関ジャム」絡みで提供されているが、ブックレットでも多彩なアーティストとコラボしたりしているらしい。まとめてくださっている方がいらっしゃるので見てほしい(ありがとうございます!)。

タイトルで、そして2016年は「NEWSについては結局全形態買ってしまってどれも良さがあるよね~なので割愛」などと言っていたのに今回はNEWSのジャケ写が最高だった話をしている時点でお察しなのだが、私は結構モノとしてのデザイン性を重視してコンテンツを買うし、特にこの記事はそういう目線で書いている。ジャニーズに関しては原則配信がないので、どんなに気に入らないデザインでもお金を払いたかったらモノを買う必要はあるのだが、どの盤を買うのかといった判断の相当重要なウエイトを占めているのは確かである。「ジャム」は悔しいくらい良い。ウォーホルが手掛けた「ヴェルヴェット・アンダーグラウンド・アンド・ニコ」のバナナのジャケ写を意識しているのは間違いないが、いやそんなんポップの満点じゃん。初回盤ABは段ボールに入ってるのもジャムぽくて可愛いし。しかもこのアルバムを引っ提げてのツアー・関ジャニ's エンターテインメント ジャムのグッズも可愛い。ウォーホルのキャンベル缶みたいなジャム瓶を並べた絵柄が随所に使われていたり、Tシャツなんかもアメリカンで可愛い。夏にぴったり。というわけで早急に欲しい。

 

ジャニーズ楽曲大賞さんへの投票と一緒にまとめているので、楽曲面からも。2017年を象徴するのはやっぱり「背中越しのチャンス」(亀と山P)!年末大型歌番組の番協に入ったんですが、応援練習の際もう全ジャニヲタが踊れるんですよ。私もうろ覚えなりにサビは踊れるようになったし。「♪好きの二文字を この声で」のとき手をハート型にして頭上でドキドキさせろと指導されたんですが、めちゃめちゃ良い振付だ。アイドルに「好き!」を伝えられる仕組み、スーパーピースフルな光景だった。中々コンサートでは歌う機会もないのかなと思うけれど、例えばJr.とか軽率にやってほしい。ちなみに盛り上がると言えば、カウコンで放送前に「忘年会! BOU! NEN! KAI!」やったときも、多分初めて聴く人も多かったのにめちゃめちゃ合いの手が揃っていて楽しかった。

そしてマジで推したいのが「お疲れサンクス」(マッサージ探偵ジョー)。中丸くん主演ドラマ「マッサージ探偵ジョー」のテーマソングで、ドラマは一言で言うとギャグミステリなんですが、インドなんですよ。インド!私はチュムチュムでジャニヲタ化してますからね、インドはチェックしないわけにはいかない。 ドラマでは中丸くんがどこを見ているのか分からないシュールな真顔で踊っているので是非見てほしい。

お疲れサンクス

お疲れサンクス

 

配信限定で、試聴できる。インドはアガるな~~~~~

コンサートグッズ編

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またNEVERLANDからだが、いつも買うものというのはある程度決まっていて、私の場合ペンライトとパンフレットはマストである。今回のペンラは鍵型、パンフは地図柄とファンタジックな世界観に合わせたもの*2。鍵型ペンラ、マジで魔法少女のステッキ……!(光っているところが可愛いが、写真に撮ったらめっちゃ暗い)。一方でアパレル系は流行のスポーティなテイスト。どうやらトレンドのアビスブルーという、海のような深みのあるブルーを取り入れているらしいのだが、個人的に新しいパーカ欲しかったのでナイスタイミング。めっちゃ大学に着て行っている。気を抜くとスタッフ感が出てしまうので少し難しい。あとタオルが広げると旗みたいになるのも良い。そして今年も買ったよカレンダー。本当にQOL上がるので、ポスターはちょっと……派の方も是非。

セクゾは聡ちゃん考案のセクベア型ペンラ。メンカラに光るととても可愛い。それからパンフレットなどに使われているお写真がね、本当に最高。薔薇とティータイム。うちわは自担のものしか持たないと決めているのだけれど、特にケンティーのポスターが額装したいレベルで最高過ぎて、ポスターなら……いやでも……した挙句集合ポスターを買った。あと小物が幅広く作られていたが、入浴剤とか会報ケースとか、ちゃんとニーズを捉えていて良い。私がずっと使っているのはスマホリングですね。使用感が凄いので写真は控えますが、薔薇型で、リング部分に「with you」の刻印があって照れる。

大きなコンサートはこの2つしか行っていないのでグッズ編は以上。今年こそ雑誌編を書くぞ!

 

 

……で、〆たいところだが、実はJr.に手を出しまして、帝劇の舞台と冬のライブに行きました。気分としては懺悔。その話を入れたいのだが、書きだすと長くなるので詳しくはまた。今回はユメアイ・アピア*3のパンフが最高だったということだけ!

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見てこの印刷!!!!!多数のJr.内ユニットが乱立している状況で、それぞれのユニットのカラーがちゃんと出ている誌面で良い。特にハピアイは色鮮やかな和風のモチーフがめちゃめちゃ綺麗に出ていて最高~~~~~

それから、推しているのはHiHi Jetの井上瑞稀くんなんですが、彼らはね~写真集「GALAXY BOX」が出ました!4人組のHiHi Jetと、最近一緒に組むことの多い6人組の東京B少年、計10人の現役中高生の沖縄写真集……罪に問われかねない。でも中高生の成長なんて一瞬だから、今を収めてもらえたことをちゃんと感謝しなきゃいけない……。完全にJr.に目を向けたことでドル誌の量が増えたし、次のカレンダーは東京Jr.年上組・年下組・関西Jr.で3社から分かれて出るので予約した……セクゾも香港ロケと聞いて予約した……。

あとJr.のライブに初めて行ったことで、「変形ペンラ」「個人うちわ」の重みを知る。特に私の行った湾岸LIVE*4は、狭い会場で、公式の光り物は「ライトブレス」(腕に巻く謎の装置。あまり光らない)のみ、キンブレはマナー違反、うちわ禁止、という状況だったので尚更。止むを得ずジャニショで売ってる星型のペンラを持って行ったけれども、瑞稀くんのメンカラである赤単色がないんですよ(赤と黄交互に光るやつしかない)。2017年夏のJr.コンサート・キントレ*5ではユニット名が入ったキンブレが売られていたので、現状一番使いやすいのはそれかな~と思うが、やっぱり入ってないコンサートのグッズを買うのって気が引けるというか、魂を預けられないな……と感じる。だから正直、手作りうちわ、キンブレのシートが発達する理由は分かった。Jr.のコンサートは出演人数が多い場合もあって、例えば今回赤のペンラを振っていたとて龍我くん(B少年のメンカラ赤)推しか判別つかないし。小さめので良いので個人うちわ欲しいな~~~~~

 

 

と、いう感じで2017年納税しました。

現役中高生であるHiHi Jetのメンバーは明らかに世代が下ということもあって、周りに詳しい人のいないHSJの楽曲を選曲してくるんですね。あとローラースケートが売りなのでキスマイ。この辺り全然勉強が足りないので、今年はちゃんと履修したい。

*1:

小杉幸一の仕事 (HAKUHODO ART DIRECTORS WORKS & STYLES)

小杉幸一の仕事 (HAKUHODO ART DIRECTORS WORKS & STYLES)

 

これに「QUARTETTO」が紹介されてるよ!

*2:詳しくはこれに書いた。

*3:正式名称は「JOHNNYS' YOU&ME IsLAND」「JOHNNYS' Happy New Year IsLAND」。帝劇で恒例化していて、SUMMARYにストーリーらしきものを付けたと考えてもらえれば良いと思います。

*4: (仮)。正式名称は「お台場 踊り場 土日の遊び場」で、フジテレビの湾岸スタジオの一角を改造した会場で行われた。

*5:正式名称は「~君たちが~KING'S TREASURE」で、テレ朝夏祭りSUMMER STATIONに合わせてEXシアターで行われた。

Twin mirrorたたんでも

前記事でプリパラ全般について書いたが、推しについては紙幅が足りなかったので詳しくは触れなかった。今回は改めて推しことドロシー、否、ドロシー&レオナについて書きたい。

また、二人のことを語る上で、外せない楽曲がある。アニメ「プリパラ」第85話よりドロシー&レオナで「Twin mirror♥compact」。このライブを見ると「双子」というある種究極のシンメ形態について思いを馳せたくなってしまう。是非以下BGMにして読んでほしい。

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なお、この文章は根本的に「シンメ尊い」教の人間が書いていることにご留意されたい。

 

ドロシーとレオナは、対称的なキャラクターデザインがなされている。水色/ピンク、前髪左流し/右流し、わがまま/シャイ、「僕」/「私」、そして、女/男。

ドロシーが「ボクっ娘」であることは間違いないが、レオナは所謂「男の娘」に分類されるのかも知れない。しかし私はこの分類は正確でないと思っていて、と言うのも「男の娘」は女装少年を指す用語だが、レオナが「女装」なのか「少年」なのかは極めて曖昧だからだ。レオナはプリパラの外の姿は男の子で、制服も男子用だが(私服はショートパンツなど中性的)、例外的に「プリチケが届いている」。そしてプリパラの中の姿は女の子だ。レオナの「心の性別」については一切描かれていないのでここでも推論しない。だが前記事でも書いた通り、プリパラの外の姿と中の姿はどちらも「私」であり、主従関係にはない。「肉体的には男の子であるキャラが、女の子の格好をしている」とは一概に言えないだろう。

と、いうか私は「女の子であるキャラに、男の子という属性が付け足されている」のではないかと考えている。これはレオナの「心の性別」が女性であって、プリパラの中では本来の自分になれているんだということではない。「レオナ」は事実として「女性アイドル」である。そして「ドロシー&レオナ」は双子姉妹アイドルなのだ。タイトルにも引用したが、「Twin mirror♥ compact」の歌詞には「♪二人はsister」とある。まず女性アイドルとしての「ドロシー&レオナ」があって、シンメである2人の対称的なキャラ付けとして、肉体が女/男、という属性が付け足されたのではないか。

まあ制作陣が違うと言ったら終わりなので、具体的なキャラクターデザインの手順についてはそこまで断言できないが、「アイドルとしてのドロシー&レオナ」を語る余地はあるように思う。つまり、シンメとしてのドロシー&レオナについて。

 

初めに「シンメ」概念を導入しておくが、これはジャニヲタ用語で、「(主としてJr.時代に)シンメトリー位置で踊る特定の二人組」のことを指す。ジャニーズJr.の基本的な仕事である先輩のバックダンサーを務めるにしても、Jr.たちはシンメ単位で仕事を割り振られる。勿論相手が退所してしまったなどの理由で、固定の相手がいない場合も多い。しかしながら、後にユニットに属する際にも活きてきたりするので、単なるJr.の立ち位置と切り捨ててしまうことはできない。入所からデビューを経て20年30年単位で隣にいる、という組もいくつか存在するし、一生もののパートナーになりかねない存在なのである。例を出せばKinKi Kidsは10代前半で出会って以来、Jr.時代からシンメ位置でSMAPらのバックについて、そのままデビューし昨年20周年を迎えたし、そのKinKiのバックとして結成されたKAT-TUNは、シンメ×3で構成されていた。その内の1組が亀梨和也赤西仁であり、二人が単なるシンメ位置のダンサーとして以上に特別な対として世間的にも認知されていたことは確かである。

ジャニーズには星の数ほどシンメがあり、その関係性は簡単に分類できるものではないが、殊思春期のアイドルたちにおいて、①セット売りに嫌気が差す ②いっそシンメを売りにしていく という相反する二つの方向性が存在することは指摘できるだろう。①は自我のある人間としては当然のことで、「嫌気が差す」というのは言い過ぎにしても、プライベートでは別に遊ばないし……くらいのことは言うだろう。しかしながら、アイドルとして人気が欲しいとなったとき、②はかなり有効な手段になってくる。ここでシンメを売りにする、と一口に言ってもやり方は様々で、恋人か?と言わんばかりの仲良しっぷりを見せつけてくる人々もいるが、一つの類型として「運命」がある。曰く、「あいつと俺は正反対」「クラスメイトだったとしても絶対仲良くならなかった」「だけど俺のシンメはあいつしかいない」。顔が似てるだの仕草がシンクロしただのチップ&デールだのと言われて知る、他者性・自我の芽生えを①とするならば、互いが他者であることを前提として、対であることを再構築する行為が②であると言える(仲良し営業だって、初めは他人だったと分かっているからこそするのである)。

通常、「私たちは他者だったのだ」という気付きを得た人間は、互いの道を応援するよ、という別離の方向に進む。二次元作品の双子たちは、大半がこの描かれ方をされてきたと言えるだろう。

例を挙げると、「アイドルマスター」シリーズの双海亜美/真美姉妹は正に「二人で一人」。初期のゲーム内では二人で「双海亜美」というアイドルを共有している設定になっていた。当然声優も同じだし、メンカラも共有。髪型は亜美が右側、真美が左側のサイドポニー。しかし2011年放送のTVアニメ、及び同時期に発売されたゲーム「アイドルマスター2」で、亜美のみが「竜宮小町」というユニットに所属することになる。TVアニメ内では、第6話で亜美が竜宮小町としてデビュー、一足先に人気が出る。必然的に真美は1人仕事、他のアイドルと組んで行う仕事が多くなり、他者となっていく。初めは2人揃ってプロデューサーをからかってくるほとんど見分けのつかない双子だったのが、亜美は天真爛漫、姉である真美は少し背伸びしがち、という違いが見えてくるし、そもそも初期のゲームでは完全に対称だった髪型が、TVアニメ及び「2」では真美のサイドポニーが長めに垂れたデザインに変更されている。また、第9話「ふたりだから出来ること」では他者性を認めて、真美が「真美も超売れっ子になって、亜美と一緒に仕事できるようになる」と言うが、これはシンメ意識=対であることの再構築とは同一視できないだろう。真美はたとえ超売れっ子になったとしても竜宮小町を解体させてまで亜美と組む気はないだろうし、むしろ、別々の道を行ったとしても二人は繋がっているよ、ということを言おうとしていたのではないだろうか。

私自身は双子ではないので当人たちの感覚がどのようなものなのかは憶測でしか語ることができないが、少なくともフィクションにおける外見の似た双子は、相手を「もう一人の自分」と認識し、「私たち」と「それ以外」という感覚を共有する傾向がある。思春期になり世界が広がり、それぞれに相手の知らない大事なものができることで、「二人だけの世界」が崩壊し、自立した人格として社会に出ていくことになる。初めから外見が似ていないとか、男女の組み合わせであるという場合は早い段階から他者性に意識的であるだろう。完全に対称でない、「ズラしたデザイン」(眼鏡の有無、髪型の長短など)もまた潜在的な他者性を視聴者に訴えている。そして少年漫画的な「成長」や、恋愛要素が絡むとなるとほぼ確実に、一度分岐した二人の道は、また同じ道を歩く日が来たとしても、もはや別の道なのである。互いだけで世界が完結しているような、互いを補完し合うような「対」性は失われていく。

しかしながら、アイドルたちは他者である「からこそ」対であろうと振舞う。私はそこに人間存在の希望を見出してしまうのだと思う。自分とは違う、しかし、だからこそ、自分よりも自分を理解してくれる存在。そのような、人間存在に決定的に空いた穴を埋めてくれる運命的な相手を夢見ている。それは人によっては「王子様」などと呼ぶべき理想的な恋愛の相手の形をしているかも知れないし、切磋琢磨し合える永遠のライバルであるかも知れないし、「光と影」的なバディかも知れない。いずれにせよ、私は「シンメ」に「私」と絶対的な他者としての「あなた」を投影している。

 

話をドロシー&レオナに戻そう。最初の双子回は第18話「レオナ、全力ダッシュなの!」。らぁらたちが通う私立パプリカ学園に、ドロシー&レオナが転入してくる回である。冒頭でらぁらに、なぜ男の子なのにいつもは女の子の格好をしているのか*1と訊かれた二人はこう答える。「小さい頃から、ドロシーとお揃いの服を着てたから」「アイドルとしてのキャラ作りだよねー」

レオナの発言を補完すると、「小さい頃から、双子の姉とお揃いの服を着ていたので、現在もプリパラで姉とお揃いの女性アイドルの格好をしている」。これは微妙な言い回しで、つまりレオナにとって「女の子の格好」である以前に「ドロシーとお揃いの格好」である、というのだ。この段階でレオナは、①の手前の状態にある。レオナはいつも、ドロシーのわがままに対して「ドロシーがそう言うなら」と追従することを良しとしてきた。第18話でそのような態度を「優柔不断」とシオンに批判されたレオナは、自分の意見を持つことを覚えていくことになる。①他者性、自我の芽生えだ。

一方実は、ドロシーの発言は②の段階にある。「お揃いの格好をすることは、アイドルとしてのキャラ作り」、即ち彼女は既に自分とレオナが違う人間であることに気付いているからこそ、双子であることを演出しようとするのだ。そこがドロシーを姉らしく見せている要因である。

この話では、相手の意見を受け入れ、尽くす性格が「天性の優しさ」として肯定され、レオナは「皆の楽しい笑顔を見たい」を自分の意見としてメイキングドラマに盛り込んだ。ラストシーンでは「私もこれからは、自分の思いを、皆の思いと同じように大事にしていきます」と言い、ドレッシングパフェの結束も深まる。

2ndシーズンに入ると5人チーム結成を巡ってドラマが生まれていくが、その中で女性でありながら男性として振舞ってきたひびきがレオナに興味を示す。自らの在り方を「あるがままです!」と答えたレオナは(第74話「紫京院ひびきの華麗なる日常」参照)、春のグランプリを控えた第84話ラストシーンでひびきのチームに勧誘されると、ひびきを止めるために加入することを決断する。第85話、ドロシーは「バイバイするためのライブなんてそんなの変だよ~~~」と暴れるが、危機的状況に陥った自分を助けに来たレオナを見て、もうかつてのように守られるだけのレオナではないのだ、「レオナは昔のままじゃなかったんだ。僕はそれに、気付いていなかったんだ」「レオナはもう一人でやっていけるんだね」と別離を受け入れる。そして「レオナがそう言うなら」と冒頭に挙げた「Twin mirror♥compact」でさよならライブをすることになるのだ。

まず1番の歌詞を引用してみよう。

イイコト2倍 ヤなコトはシェアで

we areツインな感じで来たよ

まっくす全力出せる りらっくす優しくなれる

ギュッと抱きしめ合ったら何でもできる

 

ホントはね もうね 気付いてた

違う夢探して…(走り出した)こと

 

Twin mirror♥compact ハートとハートがchu!

少し怖いけどバイバイ(見つめてバイバイ)

Twin mirror覗き込んで 涙の跡拭いて

離れていたって 『LO♥VE』繋がる

互いだけで完結していた世界が徐々に開けて、それぞれの道を進むことになる。だけど繋がっているからお互い頑張ろうね、という前述した割と典型的な双子の物語パターンに一致する。

でもこれじゃなんかね ズルじゃないけど あれ?

we areツインなコトに 甘えちゃってる?

 

大切だから 好きだから 背中合わせになって…

(前へ行くん)だすっ!

 

Twin mirror 開いたら 勇気を交換こ

あのね気持ちは一緒さ(だから大丈夫)

一人になることは 悲しいことじゃない

おニューな二人で またはしゃごう!

だが、2番では決定的な「背中合わせ」というワードが登場する。「背中合わせ」は単なる別離ではなく、違う方向を向いて支え合うことだ。そう、この別離はあくまで二人の未来のため。春のグランプリのみ、ひびきを止めるための別離である。つまりはチームに還元するためのソロ活動。お互いソロ活動を頑張ることで、掛け合わせるものが大きくなり、二人での(、そしてドレッシングパフェとしての)活動を盛り上げることができる。「抱きしめ合っ」て完結した世界で生きてきた二人は、シオンという第三者との出会いを契機として、物語の中で何度も他者性を確認し合った。その上で、他者であるからこそお互いのためにできる・できたことがある、それは嬉しいことなんだと「背中合わせ」になるのだ。

似てるようで似てないheart 鏡に映す未来

ほらね 僕は僕 私は私で

 

Twin mirror♥compact

見せて前よりpretty smile(ピンクのほっぺで)

Twin mirrorたたんでも ずっと二人はsister

離れていたって 『LO♥VE』繋がる

 

いつでもどこでも

『愛』(for you)

繋がる!

「似てるようで似てない」二人は、Twin mirror=互いだけで完結した世界から出ていく。しかし、互いだけで完結することをやめても「二人はsister」。このフレーズに込められた意味を読み解くには、もう一つ参照すべきエピソードがある。

3rdシーズンはらぁらの妹・のんの参戦、姉妹女神ジュリィ/ジャニスの登場と、「姉妹」の話が主軸となっていた。*2ジュリィとジャニスはプリパラの「表/裏」を司る女神。ジュリィとそらみスマイル、ジャニスとノンシュガーが深く関わっているので、ドロシー&レオナの姉妹関係に言及されることはなかったのだが、第130話、女神たちからキャラたちへエールが贈られる際、ジュリィは「レオナ、一生守る人が決まってるなんて、あなたは幸せな子ね」と言うのだ。

果たしてただの姉妹だったら、つまりいずれ分かれていくことの決定付けられた姉妹だったら、そのような言葉をかけられるだろうか。らぁらとのんも姉妹ライブをするし、大変仲の良い姉妹であるが、それぞれに大事なチームがあって、アイドルとしてはライバルである。この先勿論家族なので助け合うことはあるだろうが、「一生守る人が決まってる」なんて唯一無二の絶対的なパートナーであり得るだろうか。

「二人はsister」が「一生守る人が決まってる」という意味合いなのだとしたら、やはり第85話における別離宣言は、むしろ対であることの再構築と捉えられるだろう。レオナは第18話で、自らを「月」、ドロシーを「太陽」に例えている。「私は月で、明るい太陽がドロシーで、照らしてもらって輝ける」。それじゃだめなんですね、と言うレオナに、そふぃは「あなたと私、似てるかも」と声をかけ、「月」という在り方は否定されない。このことが全てで、ドロシー&レオナは本質的に「太陽/月」という「対」なのだ。それを「表/裏」を司る女神であるジュリィから認められた、という文脈は重要である。

と考えると、「僕」/「私」、女/男というキャラ付けは太極図を彷彿とさせてくる。陰中の陽と陽中の陰。どちらがどちらなのかは混沌としているが、二人の世界が広がったとて、二人が他者であるからと言って、対であることは変わらないどころか、むしろ強まる。この「対」性が、私がドロシー&レオナという双子を究極のシンメ形態と呼ぶ所以である。*3

 

 

なお、こんなことを長々と書かなくても十分ドロシー&レオナは魅力的なキャラクターである。まずめちゃくちゃ顔が可愛い。あと声も可愛い。情に厚いし、プリパラが大好きである(ドロシーのプリパラ愛が伺える第53話「み~んなプリパラ禁止令」は凄く好きな回だった)。でもそれだけではなくて、例えば3rdシーズンでそらみに敗れた後、「アイドルタイム」で修行の旅に出たシオンを探して、二人はどこまでも「にんじゃもんじゃ」の屋台を引いていく。三人共がドレッシングパフェをホームであると認識しているからこその距離感が、素直に良いグループなのである。そして、夢破れたからこそ強くなれるということを教えてくれる限り、三人が神アイドルになるいつかの日を信じ続けたいと思う。

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*1:プリパラの外でらぁらとレオナが会うのは初めてなので、プリパラ内での姿を指していると思われる。

*2:3年目に入り、より低年齢層のプレイ人口が増えていたことが理由なのではないかと推測する(前記事にも挙げたが、こちらを参照されたし。らぁらはなぜ年を取らない? - 『プリパラ』誕生秘話と今後の期待、タカラトミーアーツ・大庭晋一郎に聞く【後編】 | マイナビニュース)。

*3:ちなみに「似てるようで似てない」けれど「対」として生を受けたことに自覚的であるタイプの双子というのは、思い返すとこれまでにも何組か出会っていた。アニメ「少女革命ウテナ」の幹薫/梢、「戯言」シリーズの匂宮出夢/理澄(殺し屋/探偵で精神が男/女)、「TANATHOS」シリーズの立花美樹/真樹(死神/探偵)など。双子ではないが、アニメ「蒼穹のファフナー」の真壁一騎皆城総士(存在/無)も共依存→①ギスギス→②鉄壁のコンビ、という道筋を通る(しかもなんとデュエットキャラソン「太陽と月」が存在する)。これからも蒐集していきたい。

希望とミュージック

「プリパラ」めっっっっちゃハマりました!好き!!!!!
と、いうことで今回はアニメ「プリパラ」がとにかく最高、という話をします!
一応経緯を書いておくと、11月の終わり某プリパラは最高ブログを拝読し、気になっていると友人に話したところじゃあ「プリパラ」1stシーズンから見ろと言われたので、速攻でdTV契約して*1、結果として筐体に通っている。
そう、プリパラはアニメ作品であると同時に、筐体型ゲームでもある。同年代だったら現代版「オシャレ魔女♥ラブandベリー」と言えば分かってもらえるだろうか、100円1プレイで簡単なリズムゲームをしながらカードとしてコーデアイテムをコレクションし、自分なりのコーデを組み立ててまたプレイする……という形式の。ラブベリと異なるのは、プリパラはバックボーンとなるアニメシリーズと連動しており、それはアイドルの物語である、ということである。

簡単に本作品のあらすじを書くと、「普通の女の子・真中らぁらが、友達との交流を通して神アイドルを目指す」という、非常にシンプルな説明に集約できる。物語序盤ではプリパラを禁止する校長先生との対決と3人チーム結成までのあれこれが描かれ、その後1stシーズンでは新人しか挑戦できない、パラダイスコーデを賭けたアイドルグランプリ、2ndシーズンでは変則的な5人戦のアイドルドリームグランプリ、3rdシーズンではいよいよ神アイドルグランプリに挑戦する様子が描かれる。続編に当たる「アイドルタイムプリパラ」では、神アイドルになったらぁらは後輩のサポートに当たり、イチから新設のプリパラを盛り上げていく。一見ありふれた設定の本作品になぜこれほど心揺さぶられたのか、書き殴っておきたい。

トキメキのNeverland

プリパラとは……女の子の憧れの世界!年頃になると、女の子にこっそり届くプリパラの入場券、プリチケ!夢の世界への招待状!アイドルを目指す女の子やトップアイドルまで、歌やダンスやファッションをライブで競い合う!正に、アイドルたちのパラダイス!!!(第1話より引用)

「プリパラ」がアニメとして、そして筐体ゲームとして隆盛を誇る理由の一つとして、プリパラ空間の設定の巧みさが挙げられる。そしてこの、プリパラ空間の在り方こそがプリパラにおけるアイドル像を決定していると言えるだろう。

昨今のアニメ業界ではアイドルものはありふれるほどに溢れているが、「プリパラ」に顕著なのは、女児アニメの王道・「変身」する魔法少女ものの系譜に連なっている点である。魔法少女物語世界では多分にして、主人公の暮らす現代日本の都市部を模した世界と、魔法少女の故郷である異世界が交錯することによって物語が動き出す。平凡な日常と、希望や夢が可視化された空間。「怪人」は少女の希望や夢を奪い、「怪人によって滅ぼされた異世界の王国の姫」や「女神」が少女に希望や夢を取り戻し、創り出していくための力を授ける。「変身」は「普通の少女」が希望や夢を真っすぐに信じ、自己実現できるようになるためのギミックだ。「プリパラ」物語世界でも、日常生活の場と、プリパラアイドルが活躍する空間・プリパラは分かたれていて、少女たちはプリパラアイドルの活躍を見ることで日々の生活の活力を得ている。一方プリパラアイドルたちは、自分が憧れたプリパラアイドルのように自分らしくあるため、そして自分に希望を見出してくれる少女に力を授けるためにライブを行うのだ。だから、所謂芸能界とは関わりがないし、アイドル活動を頑張ることによって生活が安定するとか町が活性化されるとかいうようなこともない。魔法少女たちのように、日常生活の中で生まれる少女の希望や夢に直接作用する、ある種ファンタジックな存在なのである。けれども、当初厳然と分かたれていた2つの空間が、プリパラで得た希望で日常生活が輝いていくことによって、緩やかに融解していくところが面白いんじゃないかな~~~と思う。
また、「プリパラ」がそうであるように、大半のアイドルものは、トップアイドルになりたい!という夢・目標を持った少年少女がそれを叶えていくプロセスを物語化する形を取っており、視聴者は一ファンとして物語を見守ることになる(異性アイドルの物語を、アイドルと身近な同性キャラクターの介在なしに画面の外側から応援するケースに最も顕著)。そのとき物語の中心はあくまで主人公たちが夢を叶えられるのかどうか、という点にあり、ファン=視聴者の方は向いていない。カメラアピールや、支えてくれるファンの大切さに気付くエピソードなども挟まれるだろうが、それはあくまでアイドルの物語を小説のように鑑賞しているだけであって、ファンの物語とは交錯しない。二次元である以上当たり前のことだ。*2しかしながら、本作品ではファンの物語がアイドルの物語と交錯する描写が実に多く見受けられる。
例えば第4話、主人公・らぁらの最初のファン・栄子はテニス部なのだが、「こないだ、試合の前日にらぁらちゃんのライブ見たんだ!そしたらすっごく元気が出て、試合に勝てたの!」「だから、今日もらぁらちゃんの声であの歌が聴けたら、明日の試合勝てるような気がするの!」と言う。
或いは第8話、主人公・らぁらが親友・なおに隠れてプリパラデビューして活躍してしまい、そうとは知らないなおはプリパラアイドル・らぁらのファンである、と話すシーン。「アイドルランクはまだまだ低いんだけどね、声がとっても良くて、笑顔がすっごくキラキラなの!らぁらちゃんのライブ見ると、私どんなに落ち込んでいても、笑顔になれちゃう」めっっっっちゃ分かる!!!!!そうなの笑顔になれちゃうよね~~~私笑顔が素敵なアイドルが好き~~~~~!!!!!

この新興宗教の信者か???て言動、完全に我々がアイドルを見る眼差しと一致しているように思うんですよね。でも本当にやばいのはこのあと。
結局打ち明けてぎくしゃくするんですが、コンビを組んでいるみれぃ「アイドル違反」「アイドルは泣き顔を見せてはいけない」「なおちゃんを笑顔にするのも、アイドルの役目よ。あなたが今すべきこと、それはプリパラのステージに立つことじゃない?たった一人のともだちを笑顔にできなくて、大勢のファンを笑顔にできると思ってるの?」と諭されるんですよ。そしてライブ前に「あたしがいつも笑っていられたのは、あなたが友達でいてくれたからだよ」「そして、笑顔でいられるから、今こうしてプリパラでアイドルっていう夢を追いかけられるの。応援してくれる人に、笑顔を届けられるの。あなたの笑顔がいつもそばにあるから、あたしは笑顔でいられるの」となおにメッセージを送るのだ。何ていうか、段々推しが売れてきてハコも大きくなり一抹の寂しさを抱える古参ヲタと、引き留めるアイドルて感じなんですよね……。アイドルに「ファンの皆の笑顔が活力だよ☆」て言われたら嘘でも嬉しいじゃん、らぁらはマジだから。そりゃ好きになっちゃうよな。
プリパラのモットーは「み~んなトモダチ!み~んなアイドル」。それぞれの生活があった上で、お互いの活躍を励みに頑張れるって理想的な人間関係過ぎる。お互いがお互いにとってのアイドルでありファンである関係のことを多分友達と呼ぶんですよね。これは2ndシーズンで「セレパラ」という「み~んなライバル、セレブだけアイドル」をモットーとした、一流アイドルのパフォーマンスを大衆が一方的に鑑賞するだけの空間が爆誕したときに分かりやすくなるんですが、関係が対称で健全。

だからプリパラは、ファンの物語を作品内に取り込むことがめちゃくちゃ上手くて、実際の筐体でのプレイを通して視聴者も作品内外のコミュニケーションに参加できる点がやばいな~~~と思う。そもそもキッズアニメは商売上手で、季節ごとの限定コーデが作品内でお披露目されればゲーム内でもピックアップされるし、グランプリが開催されればプレミアムなコーデが配布されるし、キャラクターたちの用いるマイクなども購買欲を煽る演出で毎度アピールされるし、君もプリパラデビューしようよ!キャラクターたちのようにキラキラ輝こうよ!と虚実を溶解させる力が桁違いだ……。

長く二次元、しかも小説という基本一冊で完結したコンテンツのおたくをやっていたためか、「アイドルと共に生きている」感に弱い自覚がある。でもこのリアルタイム感はドルヲタは多少なりとも求めているように思えて、ファンサ欲しいとか認知貰いたいとかリア恋みたいなことに留まらず、「今・ここにいるわたし」と「今・ここにいるあなた」を感じるために現場に行くんだと私は思うんですよね。自担である増田さんはよく「沢山の人が予定を合わせて今・ここにいること自体が奇跡」といった趣旨のことを述べ、「東京ドームは夢の場所」と繰り返すのだがマジでそれ。

 

さてそれから、プリパラはヴァーチャルであると同時に極めて身体的な空間であるという点も、イマドキで好きな点である。
年頃になった女の子たちは、プリパラへの招待状「プリチケ」を手に「プリズムストーン」と呼ばれる施設へ出かけ、ゲートを通ってプリパラに入ることになる。この際なりたい自分・本来の自分に「変身」するのだが、スタイルが良くなったり好きなファッションを身に纏うというレベルから始まり、めちゃくちゃキャラを作ったり、内気な子がプリパラ内ではなぜか高飛車になってしまったり、極端な例では二重人格に近い分裂を見せる。この、プリパラの「外」第の姿と「中」の姿、どちらも自分なんだと肯定してくれるところが良さなのだが(第32話「みれぃ、ぷりやめるってよ」参照)(私立パプリカ学園校則第1条「生徒は自分に自信を持たなければならない」!!!)、「プリパラに行く」=「筐体をプレイする」である以上、分裂した自意識は例えるまでもなくアバターである。海外のプリパラに行くためにはリアルワールドで海外に行ってからプリパラに入る方法とプリパラ内を移動する方法があったりと、プリパラ内の世界はリアルワールドとパラレルに存在していて、プリパラ内の姿で直接リアルワールドに出向くことはできない。つまりプリパラ内の姿はヴァーチャルな身体である。また、プリパラ内でのライブはリアルワールドにも配信され、まだプリチケの届かない幼い子や男性はライブに行くことができないので、配信で楽しむ「茶の間」になる。TV文化が花開いた半世紀近く前から、ライブに行くなどリアルな体験より先に画面を通して人々がエンタメと接すること一般的になったが、茶の間で画面の向こうのアイドルを応援するというヴァーチャルな行為が日常になったことを超えて、ヴァーチャルな領域から「ライブに行く」という非常に身体的な行為が生まれる、'10年代だな~~~~~という感じである。

完全にヴァーチャルな存在、ボーカルドールのファルルとの交流が1stシーズンのクライマックスになるのだが、ここで「ボーカルドールはトモチケをパキれない」というルールが示される。プリパラでライブをすると、最新のアバターのデータと新しいコーデアイテムが載った「プリチケ」が印刷されるのだが、上部は「トモチケ」としてパキっと折って友人と交換することで、次回以降のライブ時にチームを結成することができる。トモチケをパキれないということは真の友達にはなれないということ、つまり画面の内側にしか存在しないあなたのアイドルは、あなたの人生とちゃんと交錯してくれるのか?という問いがそこには含まれているのではないだろうか。(答えを言ってしまうと、YES!)
また、2ndシーズンでは、リアルワールドの芸能界で活躍しつつも、人間不信で「ボーカルドールになりたい」と願う、ひびきというキャラクターが登場する。ひびきの願いは「悲しいこと」で、思い留まらせなければならないとらぁらたちは奮闘することになる。のだが。
私はこの展開に結構抵抗があって、と言うのもだったらファルルはどうなるんだよ~~~!!!ファルル、いつも一緒にいられる友達ができるから嬉しいて言ってたじゃん!それはそれでいいじゃん!あれだけプリパラ内での私をそれも君なんだよて肯定してくれたじゃん???現実礼賛なんてくそくらえだ!!!!!
特にパルプスから来たナチュラル少女・ふわりがファルルに苦言を呈するシーン(第86話参照)、「マーガレットね。私のふるさと・パルプスでも草原に沢山咲いてるのよ」「あなたにも見せてあげたい。パルプスで、どこまでも自由に咲き乱れる花たちを。あなたのマーガレットに劣らない美しさよ」ファルルは見られないんだが?という感じである。完全にキッズアニメを成人が見ているのが悪いんですが、まだこういう教育的な思惑にはキレてしまう……(ちなみに3rdシーズンの子育て要素も結構キツい)
とは言え最終的にファルルは、「まほちゃん(ひびきのこと)は今のままでファルルのともだちなの!」とらぁらに命運を託すことになる。リアルな存在とヴァーチャル存在、そんな区別自体もはやしなくていいんだよと捉えてなるほどね~~~~~してる。

また、以上のようなヴァーチャルな空間を「いつかは卒業すべきもの」として描いていない点も推せる。1stシーズンではクリスマス回こと第25話「クリスマスプレゼントフォーユー!」で(!)、らぁらの母親と校長先生の現在進行形の物語が描かれた。ただの現実礼賛、プリパラで希望や夢を得るのもいいけど後はそれぞれの人生を現実的に頑張ろうな!という話ではなく、プリパラのある日常というかヴァーチャルの溶け出したリアルというか、いつでもそこにあるもの、そういう話なんじゃないかなと思う訳である。

リアルワールド/プリパラという区分は、平凡な日常/希望・夢のある空間、リアル/ヴァーチャルという区分と対応し、一見絶対的に見えるのだが、それぞれに越境可能なもの、むしろその境界線が融解したときに面白さがある。「プリパラ」最終話でファルルが数時間だけリアルワールドに出現し学校生活を楽しむ展開があるのだが、あれはきっとその想像力、それこそ希望とでも呼ぶべきものを肯定しているんじゃなかろうかと受け取った。

 

だから唐突だけど、プリパラ=ネバーランドだと思うんですよね。(NEWSの話だよ~~~~~!)

ネバーランドは「テーマパークのように、存在はいつもそこにあって、そこに行くために、また頑張ろうって思える場所」で、「現実にだってファンタジーは起こりうる」だった訳じゃないですか。心にネバーランドでの旅を通して獲得した希望を持っていれば、現実だってファンタジー的な希望に満ちた空間に変えていける(、そしてまたいつでもネバーランドに還ってくれば良い)、ていう。「プリパラ」も多分同じことを言っていて、プリパラでは「変身」することで自信が持てて、ライブという形で自己実現でき、相互に笑顔になれて明日への希望が持てる。

それに、第1話で突然コンビを組んで一緒にライブしてほしいと頼まれたものの、ステージで歌ったこともないし、ダンスだってやったことないし……と言うらぁらに、みれぃは言うのである。「プリパラは好きぷり?」「じゃあ大丈夫、できるぷり!」

第24話の校長先生を説得するためのライブ前にも、第139話でプリパラ崩壊の危機が訪れたときにもリフレインする象徴的な台詞の一つなのだが、これって「ネバーランドの鍵。それはNEWSをずっと愛し続けてくれている、あなたの心です。」とイコールではないだろうか。さんざ鍵ペンラは魔法少女のステッキなどと言われていたがマジで、プリパラアイドルと同じく、NEWSもまた魔法少女タイプのアイドルだったのだと気付かされた!!!!!

Take off now

アイドルと魔法少女の話をもっとしたいので、アイドルタイムプリパラについて。 

本作品の主人公は、夢見がちなゆめかわ少女・夢川ゆい。プリパラアイドルの活躍に刺激され、少女たちが自らの「夢」を取り戻し、創り出していく様子が中心的テーマに据えられていて、「アイドルは男の子がやるのが常識」な町・パパラ宿で、女の子がアイドルやってもいいじゃん!女の子が夢を持ってもいいじゃん!と奮闘するという、改めてアイドルの持つ無限大のパワーについて、をやろうとしている作品です。そしてここが重要、ゆいの初めての衣装はまんま魔法少女モチーフです!

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それと同時に、「プリパラ」では第8話でらぁらがアイドルとして「観客を楽しませる」ということを学ぶときも、それぞれの大会で優勝したり物語的危機を解決する際も、「トモダチ」との交流が一番に重視されていてそれは本作品でも出てくるのだけれど、よりそれぞれの少女の自己実現に焦点が当たるようになったことに注目したい。つまり、魔法少女化は自己実現の重視と連動している。

パパラ宿にはかつて古代プリパラが存在し、昼の精霊・ファララと夜の精霊・ガァララが昼夜交代で少女たちを見守っていたが、誰もいない夜の担当に嫌気が差したガァララが、少女たちの夢を奪うことでファララを眠らせてしまう。そのためパパラ宿の少女たちは夢を持つ気すら起きず、言ってしまえば抑圧された状態にあった。

ゆいはその中で例外的に夢見る力が無限に湧いてくるゆめかわ少女で、パパラ宿にプリパラができるなり、先にダンプリ(男子プリパラ)でデビューしていた兄を追いかけてプリパラデビュー、パパラ宿の少女たちにプリパラの楽しさ、夢を見ることの素晴らしさをアピールしていく。そして少女たちは、ゆい(と神アイドルの仕事でパパラ宿に転校してきたらぁら)に影響され、それぞれの幼少期に摘み取られてしまった夢を取り戻すのである。

ゆいとチーム・MY☆DREAMを結成することになる、にのみちるもそう。にのはスポーツ万能、各部活の助っ人として活躍しており、アイドルも熱血であると知ってプリパラデビューするも暫くは夢を見つけられずにいたが、第33話でガァララから「ヒーローアイドルになる」という夢を取り戻す。更に直後のライブによって、「ヘアメイクアーティストになる」という、ゆい&らぁらの影響で咲いた夢(第9話「おしゃれスタジオ始めたっての」参照)を奪われていたちあ子も、再び夢を取り戻すのだ。更にさらに、第35話「未知とのミーチル」では、「小さ過ぎて奪うことすらできなかった」みちるの夢が開花する。実はみちるは、幼少期に夢を摘み取られそうになったとき、「私に夢はありません」と言い聞かせて自分で封印してしまっていたのだった。このような夢の連鎖が、ゆいたちにガァララと対決する力を与えることになる(この連鎖は「プリパラ」の「トモダチ」概念をちゃんと引き継いでいて好きなところ!)。

「アイドルは男の子がやるのが常識」という設定といい、現代社会の女性の社会進出に伴うあれこれに露骨に触れた点で、ある意味教育的になってしまったなという残念さ、というかただ当たり前に、誰にでも自己実現が許されていると示した「プリパラ」の方が先進的な世界だったのではという感は否めない。しかしながら、「アイドルタイムプリパラ」がこの先面白い境地に達するのではと期待してしまうのには理由がある。ゆいたちのライバルとして登場する、しゅうかの存在だ。

しゅうかは「アイドルタイムイズマネー!」と言い放ち、「どんなことでも即実行、即実現できる私に、夢なんか必要ありませんわ」とゆいたちと真っ向から対立する。一方で「♪パンがないなら 作ってやるわ」と歌う大変な努力家で、効率良く時間を使うためにクーポン券をばらまいて宣伝するし労働力を買う(第27話「華園しゅうかでございます」参照)。が、クリスマス前に行われたアイドルタイムグランプリで敗北し、現在はガァララに憑りつかれてしまっている。そしてらぁらたちはファララとガァララ、2人とも一緒に起きていられるための方法を探しているところなのである。だから「昼/夜」がどう合わさるのか、「夢/現実」の二項対立がどう回収されるのかが問題なのだが、ゆいとしゅうかの考えは意外と近い点があるように思う。

まずここで、本作品の主軸となっている「時間」のモチーフを見てみると、キャッチコピーは「み~んな集まれ!アイドル始める時間だよ!」。1stop「Just be yourself」のサビは「♪一秒一秒が 過去に変わる“イマ”を 全力で愛していこう! 抱きしめて Our Dream」。「夢を見る=アイドルになる=今を全力で生きる」、つまり漫然と他者の価値観に流されて生きることとの対立として「夢」は描かれているのだ。

だから、ゆいソロ「チクタク・Magicaる・アイドルタイム!」はサビが「♪形のないモノこそ ほしいよ!」「♪ドキドキ待ちきれないなら チクタク 今とらえて! チャンスは一瞬だけよ」、そして「♪時よ何時も美しい!」。一方しゅうかソロ「Miss. プリオネア」は、サビが「♪ねぇ 何よりも時間がほしいよ 待てないの!」「♪夢なんかよりも ねぇ 何よりも実感がほしいよ マテリアル!」で、「♪未来はダイヤよりもコウカ」「♪値段のついたモノは 大したことないのよ」。ゆいは形のない「夢」、しゅうかは実体のある「現実」を求めるという点でははっきり対立しているのだが、それは「今やって来ようとするドキドキ」、「プライスレスな実感」が欲しいからなのではないだろうか。

だが同時にしゅうかの限界も明らかで、チームを組まず、友達作ろうとしないしゅうかは、ファンに対する愛もない。プリパラではライブでお金を取らないのだが、しゅうかは例外的に入場料を徴収している。自分で「値段のついたモノは大したことない」と歌っておきながら、他者とはお金を通じてしか交流できないのである。プリパラの良さは友達になって相互に笑顔になれること、希望の感染である。しかしながら、しゅうかのやり方ではお互いがお互いにとってのアイドルでありファンであるような、「トモダチ」関係は形成されない。

ちなみに、MY☆DREAMの初オリジナル曲「Believe My DREAM」では「♪世界旅行に旅立とう」という歌詞がある。夏休みに地方のプリパラを訪ねる展開があったことからも、自分たちがより広い世界で活躍したいというだけでなく、「夢」を広めて「トモダチ」の輪を広げようという動きとして捉えられるだろう。実は「プリパラ」2ndシーズンの終盤、メインキャラクター全員で歌った楽曲「アラウンド・ザ・プリパランド」では、「♪世界中がトモダチ」とあった。MY☆DREAMはその流れを正しく汲んでいるわけである。*3

個人的にはやはり魔法少女タイプの、希望を感染させていくアイドルが好きなのでゆいに肩入れしてしまうが、しゅうかの言うことはめちゃくちゃ理解できるし、両者が融合した先を見てみたい。というのが第39話時点での感想である。*4

ごきげんなMusic

ここまで好きポイントを書き連ねてしまったが、「プリパラアイドルもNEWSも魔法少女である」の他に、やっぱりそれぞれのアイドルが魅力的で最高だから是非視聴してくださいってことも言いたかったので、特に好きなライブを紹介したい。

てかまずプリパラの凄いポイント「3DCGライブがわくわくする!」をまだ書いていなかった。アニメと3DCGと言えばやはりプリキュアのエンディングダンス。2008年放送の「フレッシュプリキュア!」以降定番化していて、今年度も最先端の素晴らしいクオリティであることは間違いないのだが、他作品においても(アイドルの)ダンスを3DCGで見せる、という点については様々な試行錯誤が繰り広げられている。

その中で本作品の好きなところは、一言で言うとコンサート空間の作り込み!

まずアイドルの顔が可愛く映る角度がちゃんと分かってるし、カメラワークがちゃんとしてるし、会場やセットは意外とリアルな作り、そこに丁寧な照明演出とキラキラのエフェクター

薄暗いコンサート会場は1万弱くらいの規模で、メインステージから始まって花道を移動、大サビは2段になるセンステで「サイリウムコーデ」に着替えてキメる、というのが大きな流れ(これは筐体をプレイしたときも同じ)。サイリウムコーデのキラキラさもさることながら、楽曲に合わせたライトの点灯やペンラの海が揺れる様子も最高。アイドルだけでなく、コンサート空間全体の演出がめちゃくちゃアガる。


PriPara プリパラ EPISODE 114 Tricolore「Mon Chouchou 」

これは左からファルル・ひびき・ふわりの前述した3人によるチーム・Tricoloreの結成直後のライブ!(「Mon chouchou」)ふわりバク転してる……!とかモーションの優美さもそうなんだけど、3人のメンカラに揺れるペンラの海が最高ッ……!ミュージカル調のテンポの変化に合わせて照明の色が変わるのもめっちゃ良いし、白っぽいキラキラの圧倒的説得力、エンターテインメントの輝きが天元突破してるし、宇宙(そら)を煌めきで埋め尽くしてるよ~~~~~!135話のらぁらたちとの対決時も歓声といい本当に良いので、是非そこまで辿り着いた暁には堪能していただきたい。

トリコロールは、ボーカルドール・一流芸能人・自然界の王者という強過ぎるメンバー構成なので、それぞれのソロもやばい!ファルルソロ「0-week-old」はバレエモチーフ!?と大きな衝撃があり、ひびきソロ「純・アモーレ・愛」は勝者のオーラを前に跪くしかなかった。初披露時の第73話はAパートと特殊edでライブが行われたのだけれど、こんなの勝てない……という絶望と、ひびきさまになら支配されたい……という欲望でないまぜになる。メイキングドラマ(サビ前に差し込まれるイメージ映像のこと。これで観客にメッセージを届けるらしい)のサファイア革命純真乱舞!!!もめちゃくちゃ良い。ゲームでひびきサイリウムコーデをゲットしたので、あらゆるキャラに着せて純・アモーレ・愛を歌わせている(ガァルルめっちゃ良いです)。ふわりソロ「コノウタトマレイヒ」はヤギ可愛い(ひびきとデュエットver.もあるよ!ふわりは仔ヤギとチームを組んだりもするよ!)。


PriPara プリパラ EPISODE 26 FALULU BOKERDOLE 「0 week old」


PriPara プリパラ EPISODE 73 Shikyoin HIBIKI 「純・アモーレ・愛」

らぁらはと言うと、ポップなみれぃと、天賦の才を持つそふぃとチームを結成してます。SoLaMi♡SMILEていいます!ラブリー・ポップ・クールの良バランスで、でも後発のチームのような計算されたメンバー構成ではなく、この子しかいない!と友達になってからチームを結成している王道チーム。実はみれぃはプリパラの外では風紀委員長で両親は検事と弁護士、でもポップなぷりぷりアイドルになりたくて計算を重ねる……という大変愛しいキャラ。そふぃは普段は体力がなくてくらげのように漂っているのだが、梅干をかじると一気にシャキッとクールになって「元気にしてた?籠の中の小鳥ちゃんたち」と会場を沸かせる罪なキャラ。


PuriPara SoLaMi♡SMILE 「Happy Pa Lucky」

そらみスマイル最高のライブと言えばやっぱり、第135話で最初のop曲でもあるMake it!を歌ったときになっちゃうのだけれど、それはもう見ていただくしかないと考えているので好きなやつ!1stシーズン、校長先生にプリパラを認めてもらうために文化祭でゲリラライブを行ったときの楽曲が「HAPPYぱLUCKY」(第22話参照)。多幸感が凄いし、大サビ前の力強い「♪神アイドルへ!!」で、ああこの子たちが天下を取るんだな~と悟ったのだった。主人公力が凄い。

そらみは完全色違い衣装をよく作ってくるイメージがあって、パステルカラーのらぁら、アメリカンな色遣いのみれぃ、大人可愛いそふぃと同じデザインでも全然違う印象になるのが女児心、もといコレクター心をくすぐる。

DressingPaféは、そらみスマイルへのライバル意識で結成されたチーム!双子のドロシー&レオナと、囲碁世界チャンピオンのシオンで構成されていて、初めは対そらみで繋がっているだけだったのが真のチームになっていくのが見どころ。推しです。センター+シンメのフォーメーションが確立されていて振付がはちゃめちゃ可愛い……可愛い!


PriPara プリパラ Episode 22 「CHANGE! MY WORLD」

これは同じく第22話から「CHANGE! MY WORLD」!この先キラキラヘソ出し衣装とか忍者衣装とか(ドロシー&レオナの実家は「にんじゃもんじゃ」というもんじゃ屋さんなのだ!)うきわが付いてる水着衣装とかで何度も歌うことになるのだが、いつも可愛い~~~~~「♪夢のDoor 『三位一体』でなら」とか、サビ前のキュルルルルルルルーン!てとことか、「♪オンナノコも♪ オトコノコも♪ 歌おうよ♪」とかありえん可愛い、双子シンメは最強過ぎるし、でも夢のDoorは三位一体でなきゃ開けないんだよ……!3人チームとして完璧なのだ……!

2ndシーズンの新キャラ・Armageddonは天使キャラ・みかんと悪魔キャラ・あろまの幼馴染による絶対的シンメ。2人の間には誰も入ることはできないと思われていたところ、ボーカルドール・ガァルルの加入でGaarmageddonになったよ!まず楽曲が凄い!これは3人の初めての楽曲アメイジング・キャッスル」で、とにかく楽しい〜〜〜可愛い!私これマリウスセンターでちびーずに歌わせたら絶対可愛いと思うんですよ……!衣装もスチームパンクぽいのとかいつも可愛いの出してくるし、何気に「アイドルタイム」でもレギュラーだし強い。


PriPara プリパラ EPISODE 106 Gaarmageddon「Amazing・Castle 」

3rdシーズンは、らぁらの妹・のんのプリパラ参戦など、姉妹の話が主軸になっており、しっかり者ののん、プリパラ外では内気だけど中では高飛車なセレブのちり、サパンナから来た野生児のペッパーによる後輩チーム・NonSugarが結成されます!属性はトリコロールと同じ、ラブリー・セレブ・ナチュラルの構成なのに、チームのカラーは全然違うのだ!チームとしてまとまるまでに時間がかかるのだが、そのばらばらさこそが魅力!グー・チョキ・パーで無敵!


PriPara プリパラ EPISODE 120 NonSugar「Sugarless×Friend 」

こちらオリジナル曲シュガーレス×フレンド」になります。イントロと一緒にぱっとスポットライトが当たるのもそうだし、「♪いつの間にか なんか仲良し」で手を合わせるところの影の入り方もめっちゃ良い~~~そらみなどの明るいステージだとどうしてもセットが広く見えがちで、そらみはむしろ広がる、ドレシは寄って魅せるんだけど、ノンシュガーはMステばりのカメラワークで勢いを表現しているのでめっちゃTV映えする。

あとやっぱり、UCCHARI BIG-BANGS「愛ドルを取り戻せ!」には触れざるを得ない……!神アイドルの座を巡りトーナメント戦が行われた3rdシーズン終盤、ダークホース的に登場したチーム。左からコスモあじみちゃん子。コスモはそふぃの姉でサイリウムコーデのデザイナー、天才芸術家のあじみは美術教師としてらぁらたちの学校に赴任、ちゃん子はそふぃ親衛隊の一員でありながらグラビアアイドルになろうとしたりしなかったりする、まあとにかく濃い面子で、しかしこの最終盤でちゃん子モデル作っただけでやばい。社会人と熱烈なドルヲタ、プリパラへの愛が溢れ出してこうなったんだな……!て感じがめちゃめちゃ気持ち良い、イントロのヘドバンと特効で問答無用にアガる~~~~~


PriPara プリパラ EPISODE 129 UCCHARI BIG BANGS「Idol o Torimodose!」

それから「アイドルタイム」も、それぞれのソロ曲も面白いし、ペアライブも導入されたし、どんどん「プリパラ」のキャラクターも先輩として登場するのでサービスが凄い。にののテクノな楽曲も踊り出したくなるくらい良いんだけど、ここはみちるソロ「GOスト♭コースター」。これまでなかった大人っぽい楽曲~~~!恋ダンスみたいな振付もクール!


[HD] Idol Time PriPara - アイドルタイムプリパラ - GOst ♭Coaster - Michiru Kouda - Episode 15

そして何よりやばいのは、男プリがあるってことですね……。

ゆいたちの暮らすパパラ宿では先述のとおり、「アイドルは男の子がやるのが常識」で、女の子は男プリの配信を楽しみに待つ日々なんですよ。ヒツジに変装して潜入したりもするけど!そのダンプリのトップアイドル、WITHの3DCGライブが放送されたのが第32話「WITHとプリ×プリフェスティバル!」(「Giraギャラティック・タイトロープ」)。ゆい&らぁらのメイド服&執事ペアライブが放送された回でもある。


[HD] Idol Time Pripara - アイドルタイムプリパラ 32 - WITH - ギラ・ギャラクティック・タイトロープ

WITHは髪色で分かると思うんですが、明るいウェイのアサヒ、可愛いキャラのショウゴ、ミステリアスなコヨイの3人組。実はショウゴはゆいの兄で、意地悪してくるし、お兄ちゃんばかりアイドルやってずるい!!!という感じで、ゆいがアイドルになったことでアイドル同士の関係が始まるのがアツ過ぎる。

それまでのプリパラ3年間の積み重ねがあってなのは勿論なのだけれど、WITH、軽率に良いから……!「♪嘘だよぐっときたよ」ずる過ぎない???「be with you……」は実質「Sexy rose……」\パリーン!/ そしてなんと、今なら筐体で男プリモードがプレイ可能!

キャラ紹介がてら3人チームのライブに偏ってしまったので、5人チームのも。「オムオムライス」!


Cosmic Omurice DaVinci • Omurice •

「♪一口だけで しあわせ弾む スポットライトに照らされて きっと キミは 理想のアイドル みんな笑顔にしちゃう」分かるオムライスはおいしいよネ~~~~~デリシャス!コスモさんとあじみ先生が美術学校時代一緒に食べていた思い出のメニューというエピソード付き(第65話参照)。とにかくキャッチ―な歌詞と飛び跳ねるような振付でどんどんわくわくしてしまう~~~~~!好き!

 

 

と、いう感じで、一言で言うとプリパラめちゃくちゃ楽しい……!まずアニメを見ていただいて、3DCGライブもまだまだ沢山あるので是非覗いていただいて、そして筐体に行こう!ゲーセンは比較的キッズが少ないので行きやすいが、健全な気持ちでプレイしたいので私は平日昼の近所のデパートのおもちゃ売り場に行ってますね。プリチケはただのコーデカードではなく、思い出なので帰宅してからも矯めつ眇めつして次回のコーデ考えたりする……。参考文献。

筐体ゲームの楽しみ方はネットワークと対極にある - 『プリパラ』誕生秘話と今後の期待、タカラトミーアーツ・大庭晋一郎に聞く【前編】 | マイナビニュース

来年度以降どうなるかは分からないけれど、末永く魔法少女型アイドルという発明が続いていくことを祈っている。

*1:3rdシーズンまで全140話、2017年度の最新作「アイドルタイムプリパラ」も随時配信中で、月額500円しかも初月無料!震えるコスパの良さ……!(でもまあ、とりあえず第1話だけならニコ動が早そう。http://www.nicovideo.jp/watch/1405499565

*2:昨今は新人アイドル声優が作品内同様にユニットを組みコンサートを行うケースもあり、その場合は作品内のキャラクターたちとのリアルタイム感も増すのかも知れない。何を隠そう本作品でも主人公らのキャストはユニット活動を行っている。

*3:追記:第50話試聴後に思ったのだけれど、ガァララと「ふたりぼっち」で世界旅行に出かけたかったパックにこの歌詞をぶつけるの、めちゃくちゃチャレンジングだな……。

*4:追記:第41話「しゅうかとガァララ」第42話「ダィア・マイ・トモダチ!」を見たらそんなことは全て解決するので絶対見てほしい。何事も即実現できると豪語したしゅうかでも迷うことはあるし、一方でガァララにとってはしゅうかが希望になったのだ。

世界よ推しを祝ってくれ

北京に行った。勿論フィギュアスケートのグランプリシリーズ第3戦中国大会を観るためである……!

丁度去年の今頃、モスクワの推しの話を書いた。*1奇しくもそれがリプニツカヤ選手の引退試合となったことは前記事にも書いたけれども、早いもので今季の開幕に合わせ公衆の面前に姿を現した彼女は、今年のGPシリーズ初戦、正にあのモスクワはメガスポルトアリーナで行われたロシア大会で解説なども務めていらっしゃって、一方私の推しことラジオノワ選手も1試合目だったわけなんですが。
シーズン開幕前、GPシリーズのアサイン表を見たときに分かったのだ。推しの優勝試合に立ち会うチャンスはここ、中国大会しかないと。

推しの優勝試合。
何とも甘美な響きであるが、こうも思い焦がれるようになったのには理由がある。昨年のラジオノワ選手の戦績を振り返ってみると、GPシリーズではファイナルに進出したものの6位、12月のロシア選手権が5位だったため、1月以降、後半戦の目ぼしい国際試合への出場はなし。唯一出場したユニバーシアードは日本での放映なし。後半戦こと世界選手権や欧州選手権は最大3枠しか各国に出場枠が与えられず、GPシリーズ後の国内大会を通じて代表が決まるので、ロシア選手権で表彰台に乗らないとマジ露出がなくなるのである。順位がどうとかではなく、単純に露出がなくて辛かった。基本的にプログラムて1年単位で変えてしまうので、数回しか披露されないなんて世界的損失じゃん……推しの良さをもっと広く知らしめたいのにその機会すらねえ……ていうやるせなさでいっぱいになった。
だがまあ、そこになんと代々木で行われる4月の国別対抗戦へのアサインが決まり、フリー(FS)とエキシビション(EX)を観に行くことができ、4位ながらシーズン一の出来、それこそロシア大会のときから随分完成度の高まったFS「誰も寝てはならぬ」を観られたのでとても満足したのだ。
しかしながら、個人でのEX出演なし。
EXには上位選手のみならず、開催国の選手とか、盛り上がりそうな選手とか、色々な要素も加味されて出演者が決まるのだが、4位だとないんだ、というのは割とショックな出来事だった。この年のGPファイナルで6位になったときはまだ割り切れた。分かりやすく失敗したし。でも久し振りで2回目は少し堪えた。このままこの何とも言えない位置に定着してしまうのだろうか、という恐怖もあったし、推しのいない表彰式、推しのいないEXは寂しいものだった。そりゃ点数とか順位とかだけで推しているわけでは全然ないのだけれど、推しが世界から祝われている時の気持ちは最高なのである。
ちなみにチーム・ロシアが2位になったので、チーム演技「ラ・ラ・ランド」には出演していてめちゃめちゃ可愛い。


Team Russia "La La Land" WTT 2017

(金髪でふわふわと一番長く伸ばしてるのが推しです!)
だから絶対、今度観戦するときは推しを祝いたかった。飛行機の関係で昨年のロシア大会の際にはEXを観られなかったのだが、今年は絶対観たかった。今回ラジオノワ選手はロシア大会と中国大会へのアサインが決まり、どちらも強豪揃いではあるのだが、同じくロシア代表の世界女王・メドベデワ選手や、最近安定している結構推しているソツコワ選手など、危ない感じがしていた(実際4位だった。EXには出演したけど)。それに対して中国大会は実力の拮抗した面々が揃っており、試合としても面白くなること確実だし、確実に負けそうな相手の不在、あと日程的に文化の日が含まれるナイスなタイミング、ということで行かない理由がない。

実力の拮抗した面々、というのは同じくロシアのザギトワ選手(若い)、トゥクタミシェワ選手トリプルアクセルに挑戦中のプルシェンコの妹弟子)、カナダのデールマン選手(力強い)、日本からは樋口選手(ロシア大会でラジオノワ選手を上回っている)、三原選手(先シーズン評価が高かった)に本田選手(妹の望結ちゃんなどとTVに出ている。ちなみに日本女子の中では最推し……多い。特に脅威なのがジュニアで圧倒的実力を誇ったザギトワ選手で、シニア初戦なのでどれだけ評価されるか分からないという。そして優勝に絡まないとしても、五輪出場枠を賭けた今シーズンの熾烈な争いを誰が制するのか……という意味で日本女子も面白いんですよ今!!!2枠に対して、GPシリーズに出られる、つまり第一級の国際試合で十分戦えるレベルの選手が7人いて実力が拮抗している!GPシリーズもあと少し残っているし、とにかくクリスマスは全日本選手権で決まり!五輪出場者がここで決まる!是非見てみてほしい!!!!!


【本田真凜出演】ロッテ ガーナCM「真っ赤って、ときめき。本田真凜スケート」篇 15秒

 

フィギュアスケート推し活動報告 2017-18シーズン前編

前回の反省を生かし、前日から現地へ。ちなみに夜着く予定の便が3時間くらい遅れた結果深夜の北京に投げ出され、空港の正規の乗り場から乗ったタクシーで何とかなったものの、エクスペディアで予約したホテルが2人に対して1ベッドしか抑えられていないとかいうハプニングが生じたけどその晩は何とかなったので良かった……。

観光については後でまとめて書くとして、とりあえず翌3日のショートについて!

まず中国大会、例年ガラガラじゃね?と思って、前回ロシア大会でチケット手配に難航した経験からいっそ当日券にしてみたが、意外と席埋まってたなって印象。ショート(SP)は金曜日だったのでそこそこだったけれど、EXのあった日曜日がかなり埋まってて驚いた。ヨーロッパはショー的なEXの方が人気があると聞くけれども中国もそうだとは知らなかった。

ちなみに中国大会の場合、公式の大麦てサイトから予約はできるが、現地オフィスに受け取りにいかなければならない。当日券は正面の門の中に停まっているワゴン車に話しかけると売ってくれる。ちなみに180元と280元で入って30列弱だったけれど、ロングサイドど真ん中審査員側だった。まあ自由席化しているんですけど。あとここが現金のみで持ち合わせが足りなかったので急遽道路の向かいにある銀行で両替してもらったのですが、空港(1元=20円)に比べて断然率が良かった(1元=16円強)。時間はすこしかかったけど、街中で替えた方が良いというのはマジらしい。

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SPの滑走順はジュニアから上がったばかりのザギトワ選手と本田選手、前年度振るわなかったトゥクタミシェワ選手が前半で、三原選手、樋口選手、ラジオノワ選手、デールマン選手となっていた。

まずザギトワ選手は「白鳥の湖」でミスは出たもののまとまった演技。今シーズンは白鳥の湖をモチーフとしている選手が例年に比べ多い印象だったのだが(第2戦カナダ大会の女子フリーでは、2人連続しかも“黒鳥”ということがあった)、彼女は衣装は白鳥モチーフでありながら「ブラックスワン」と銘打ち、悲劇的に振り過ぎないドラマチックさが彼女らしいなと思った。続く本田選手は丁度1週間前のカナダ大会でSPがあまりうまくいかなかったのだが、今回は良い感じ!夏にアイスショーで、新プログラムとしてタンゴを披露していたのを見て好きだな~~~と思っていたので、本人はビビッときたと言ってはいたものの何で「The Giving」に変更したのか結構疑問だったのだけれど、生で見るとめちゃくちゃ伸びに合っていて少し納得できた。「大人っぽさ」などのワードと共に、踊りの部分を鍛える目的でタンゴやフラメンコに挑戦するケースはあり、その中では悪くないのでは……?と期待していたのであまり良さが分かっていなかった。が、ちょっと驚くくらい伸びていた。結局本人の持ち味を120%活かした方が強いてのはあるよね。求められるものと好きなものと、何が本当にやるべきものなのかは究極の難問だけれども、とりあえず好きなものやって笑顔だったのでファンはハッピーです!!!


B.ESP(HD). Marin HONDA 本田真凜 SP - 2017 Cup of China

トゥクタミシェワ選手と三原選手は目立ったミスこそなかったものの点は伸びず。いよいよ樋口選手の番になったけれども正直この辺りから正常な判断ができていない。

樋口選手の魅力はスピード感、音楽にしっかり乗ってくるなという印象なんですが、とにかく良いプログラムなんですよね。


B.ESP(HD). Wakaba HIGUCHI 樋口新葉 SP - 2017 Cup of China

まず選曲がずるい。「ドン・キホーテ」からジプシーダンスで、曲聴いているだけで踊り出したくなるくらい楽しい。そこにこのキレの良い演技だからめちゃくちゃ気持ち良い。TVだとそこまで分からないのだけれど、今回上の方から観たこともあって疾走感がやばい。点数も70.53と中々やばい。

そして……ラジオノワ選手……!

プログラムは先シーズンからの持ち越し、つまりあの小悪魔可愛くて脳髄溶けるプロだけれど、衣装を新調。アール・ヌーヴォー~~~!て感じでオシャレでサイコー(適当)!


B.ESP(HD). Elena RADIONOVA Елена Радионова SP - 2017 Cup of China

昨シーズンに比べて、曲線的な動きが一層磨かれた感があるし衣装もそれに貢献している気がする。フィギュアスケートのぎゅいんぎゅいんブレードで氷を削る感じは弦楽器に合う、というのが私の持論なんですが、正にそれ。ソチ五輪の金メダリストことソトニコワ選手の2013-14シーズンのFS「ロンド・カプリチオーソ」に顕著で、


2013 Trophee Eric Bompard - Adelina Sotnikova (RUS) Free Skate

衣装の透かした部分なんて絶対バイオリンモチーフだし(冒頭が分かりやすい)、バイオリン擬人化プロでしょって1億回言っているのだけれど家族からは全く同意が得られなかった思い出……五輪含むシーズン後半戦では灰地に金の色違いの衣装に変えるのだけれど、初期の茶に茶バージョンどう見てもバイオリンでない?ラジオノワ選手も先シーズンの時点でかなりジャンプの入れ方など含め全体のなめらかさが高まったなと思ったが、比べてみると今シーズンマジでグルーヴ感増してる。実際はノーミスだ……!てだけで頭がパンクしていたけれども、見返しても良い演技だったな~~~!点数は70.48。

最終滑走のデールマン選手は今回唯一の北米の優勝候補で、ジャンプの大きさが半端ない。北米の選手は筋肉をしっかりつける傾向にあって、それが安定感のあるなめらかなスケーティングと派手なジャンプを生み出すのだが、彼女も御多分に漏れず。しかも曲は「カルメン」、優勝でしょ。ノーミス、迫力の演技で70.65。

と、いうことでですね、SP終了時点でラジオノワ選手、首位と1点差以内の3位!めでたい!!!翌日のFSもめちゃめちゃ面白そう!!!!!

すっごい浮かれました。推しが良い演技しただけでこんなに人生楽しいんだな。いや~~~推しの良い演技を見られた嬉しさと、割と点が辛い感じだった中推しが評価された嬉しさと。推しをめちゃくちゃ推されたい人種ではないけれども、ジャンプと言うより表現力を武器とする推しが、けれどもちゃんと点数出るんだぞっていうところ、正直自慢したい。フィギュアスケーターはアイドルではないし私もべたべたのファンになるのを自重しようと本当に思うのだけれど、いやでも、推しが最高。何で良い演技しただけで満足できずに結果出してほしいと思ってしまうのか、そんな権利がないのはよく分かっている、しかし推しを認めてほしい、私が一人騒いでいるだけでなくてマジで素晴らしいんだってことを世界に認めさせたい、そのためには点数が出てほしい、そういうこと……。

 

興奮冷めやらぬままおいしく中華料理などを食べ(飢えなかった!)、4日も万全の態勢でフリーへ!

SPの結果を受けてラスト4人が、ザギトワ選手、樋口選手、デールマン選手、ラジオノワ選手という滑走順に。心臓が保たない。

それまでの日本勢もとても良かったのだがこの4人に絞ると、まずザギトワ選手の「ドン・キホーテ」の安定感がやばい。先シーズンからの持ち越しなのでそれはそうなのだが、SPに引き続きチュチュ風の衣装で本家バレエを活かしたプログラムはロシア代表の強みが出ていて説得力が凄い……。

樋口選手は「007 スカイフォール」、キム・ヨナ選手がバンクーバー五輪のショートで滑った伝説的なプログラムと同じ、ボンド・ガールである……!アクティブ、セクシー、少しのキュート、そしてこれらの言葉では表しきれないキャッチーさがボンド・ガールの魅力だと思うのだが、めちゃくちゃ良い。まず衣装が最高で、パーティードレスみたいな開き方の鮮やかな青の布地に幾何学模様のプレート、そして手袋!属性がクールアイドル過ぎる。

この2人が140点台を出し、緊張感が高まってきたところにデールマン選手、だったのだが、ジャンプのミスなどもありあまり得点は伸びず。そして最終滑走のラジオノワ選手……!


B.ESP(HD). Elena RADIONOVA Елена Радионова FS - 2017 Cup of China

いや~~~……演技終了後の表情がね、良かった……!という気持ちになっちゃうよこれは……安心と不安の入り混じったというか、もう正直こっちもいっぱいいっぱいで演技の良し悪しとか全然判断できる状態になかったのだけれど、とにかく何とかなったでしょこれは!と満たされてしまった……。結果総合3位、本人も順位が分かったとき嬉しそうな顔になって、良かったね~~~って……。

ショートで大分満足していたというのもあるけれど、希望のある結果*2だったので何だかめちゃくちゃ幸せでふわふわしていた。推しの優勝試合に立ち会いたい、なんて冒頭太字で書いてしまったが、私の場合その欲望は「推しの良い演技が見たい」「推しを大々的に祝いたい」「推しを認めてほしい」ということに1/3ずつ因数分解できて、割と全部叶えてもらえた感じがしている。と、いうか昨シーズンは良い演技はともかく他が割と不完全燃焼だったので……完全燃焼できそう!良かった!ていう。

そもそもこの「ある恋の物語」がすっっっっごい好みって話をしますが、私ラジオノワ選手のラテン系のプログラムめちゃくちゃ好きなんですよ。初めて「推せる……」と思ったのが忘れもしない2013-14シーズンのGPシリーズ初戦アメリカ大会、シニアの大会に本格参戦したときなんですが、そのシーズンのFSが「フリーダ」というラテン系のプログラムだったんですね。そして2014-15シーズンのSPがフラメンコプロで、ここでガチハマりしたことが今日に繋がっている……。フィギュアスケートというジャンルは、どうしても冬季五輪に合わせて4年周期で物事が進んでいるので、五輪の翌年は引退・休養・etc.で盛り上がりに欠けたりもするのだけれど、そこを結構しっかり追っていたので結果今大変なことに……。


Elena Radionova FS 2014 Worlds JUNIORS 1 PLACE


Elena Radionova. 2015 World Championships. SP

好きなプログラムと好きなプログラムがうまくいって、結果も出そうとなればもう言うことないじゃん……。

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さて、その後男子やペアを観戦して表彰式を待っていたのですが……ここに落とし穴が……!

終電問題だ!!!!!

北京の終電はその多くが23時台で、私の場合運悪く23時前に会場を出なければいけない状況だったのですが、ぎりぎり見られると思っていた。のだが、中国大会特有の「試合はアイスダンス→女子→男子→ペアの順だが、表彰式はペア→男子→女子→アイスダンスの順」という事情に阻まれて、男子の表彰式の途中で帰らなければならなくなってしまったのだった。北京で終電を逃すという恐怖を前にしては仕方ないなと諦められたのだが、次回は絶対もっと会場の近くに宿を取る。てか本当にアレだったのは、その後結局終電を逃したことなんですよ。最終的に乗り換え先の電車が、時間的には終電前の筈なのにもう電車が来ないという展開になって、2駅1時間強徒歩、という憂き目に……大通りで良かった……。

5日はエキシビションラジオノワ選手は前半の最後の方で、Katie Thompson「It Doesn't Hurt」。


Elena RADIONOVA Елена Радионова. EX - 2017 Cup of China

ロシア大会のときのギャルみたいな衣装も大変良かったけれど、これはこれで美しくて最高。ラジオノワ選手のキュートさって、こういった強い女系プログラムを滑ると一層引き立ってしまう……好き……。このプログラムだって、足を踏みしめて感情を爆発させるところとかすっごい気持ちいい表現で、カワイイもカッコイイもエネルギッシュも滑りこなしてしまう所謂表現力のあるスケーターではあるのだけれど、カメレオン俳優的なことではなくて、全力で演じた結果自分のキュートさの糧にしてしまうようなとろが好きなんですよね……。NEWSも「チュムチュム」とかさ~~~色々な魅力が物凄い勢いでやってきて溺れさせられて、結果「可愛い……」で終わるじゃん……カッコいい楽曲が半ば彼シャツ的な、生来の可愛さを引き立てる結果になっていることってあるじゃん……そういうことです……。あと個人的には顔立ちの面でてごにゃんみがあるなと薄々気付いていたんですが、一言で言うとめちゃくちゃ可愛いギャルが好きなんですよね……。

あ~~~~~好き。好きですね。

EXは出演者全員が登場するフィナーレで軽く滑って終わるのだが、今回女子・男子・ペア・アイスダンスというくくりで滑っていたため、家で確認したら日本女子と一緒にめちゃくちゃ映っていて凄いハッピーだった。オープニングもそうだし、割と表彰式もちゃんと放映されなかったりするものなので、そもそも双眼鏡でガン見してきたのだけれども!ラインダンス的なことしててめちゃに可愛い!!!

最後は一列になって周回してくれるので、めちゃくちゃ手を振った。ありがとう、そしておめでとうございました!!!!!

 

そんな訳で、推しの優勝試合が見たい……」という執念で週末北京弾丸旅行を決行したけれども、無事浄化されて戻ってきました。残念ながらおそらくファイナルには出られないけれども、年内にロシア選手権という一大イベントが残っていて、そこでは五輪出場者が決まる訳ですけど今はまだ楽しみ~~~!て感じです。ロシア女子は3枠で、世界女王のメドベデワ選手はまあ固いにしても、他はまだ何とも言えない拮抗した状況なので全然ワンチャンもツーチャンもあると思うし。ロシア選手権は地上波での放送がないので気軽に勧められないのが残念極まりない。ラジオノワ選手、見かけたら是非応援してください!めちゃめちゃ可愛いので!!!(とりあえず同じくらい面白い全日本選手権を見よう!)

 

以下観光したところ。故宮で若干並んだけれど、総じてスムーズに入れた。

  • 故宮 官僚萌えの一種としての中国王朝萌えを十分に満たされた。
  • 頤和園 西太后の住んだ離宮
  • 北京動物園 試合会場から近い。パンダ。元々貴族の庭園だったため、湖が綺麗。鹿系や鳥類の豊富さが東洋の神秘て感じで面白かった。

頤和園は本当に良くて、西太后という人は京劇を観劇するための劇場のある徳和園とか「園中の園」と呼ばれる諧趣園を作っていて、その他にも八角堂が神々しい寺とか美しい湖の風景とか、私が后でも入り浸るなって感じ。来世は絶対権力者になって専用劇場を建てる。湖を見るための長廊の最初の方のところで買った肉まんがめちゃくちゃ美味しかったのも良い思い出。

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ご飯は、天安門の向かいにお茶とかチャイナ服とか売っている綺麗な通りがあって、そこの都一処てお店に行きました。女2人には量が多くて苦労したけれども、めちゃめちゃスパイシーで最高だった。中華料理屋さんに行くと絶対頼み過ぎてしまう傾向があって、このとき焼売・肉の炒め物・酸辣湯・漬物的なやつを頼んで死にかけた……でも色々食べたいのでどうしたら良いんだろう……。あと北京上級者からの情報提供で、北京大学と精華大学に程近い、中関村駅の食宝街てところが若者にも丁度良いスポットらしく行ってみた。南京大牌檔ていう江南料理のお店を甘めの味付けてことでおすすめされていたのですが、こういう中華もあるんだ~~~とめちゃめちゃ満喫しました。美味しかった。魚介のスープとか、蜂蜜のかかった蓮根ともち米とか食べた。

合わないなと思ったのは、トイレットペーパーが基本ないところと、シャワー設備が貧弱てところかな……。あとカードが割と使えなかったのも誤算だった。でも治安は言うて悪くなかったのと、セブンイレブンがある安心感は凄い。ロシアでは少し中心部から離れただけでどれが店でどれが家なのか分からなくて、特にモスクワの夜はどこにも入れずKFCに行ったりしたけれども、今回はコンビニパンが買えたので飢え知らずでした。

 

 

以上、フィギュアスケートに関してはとりあえず一段落しました!次は年末、ジャニーズ関連も今からやばいことは確定しているので覚悟して臨みたい。北京旅行中も72時間ホンネテレビとかまゆゆ卒業とか覗いていたのですが、毎日キャパオーバーしそうだよ。そして……今回はこれが言える、NEWS新曲で昇天しました!JUMP AROUND!!!!!

*1:  

*2:有り体に言うとちゃんと点数が出そう、ってことです。プログラムの構成そのものとか、ジャンプの癖とかで、とことん点数が伸びない時というものが存在する。